川北英隆のブログ

霊感は大金持ちへの誘いなのか

今日、蕎麦屋でソバを食べ、外に出ようとすると、風が吹き、蕎麦屋の片隅から1000円札が飛んできた。「へっ」と思った瞬間、店員も飛び出て、その札を拾った。と、外の客が店に飛び込み、店員から札を受け取った。
店には持ち帰りコーナーがあり、代金として1000円札を渡そうとしたとき、札が一瞬手を離れ気味になり、それを襲った風に飛ばされたらしい。僕にとっては、束の間だけ金持ちになったように思わせる夢というわけだ。
それで思い出したのは、はるか昔、会津若松に旅行した時のことである。家内が「今日、大金を拾うような霊感がある」と言い出した。普段から「少しだけ霊感がある」と自慢しているから、その大金の霊感は半分妄想、でも半分は本当かもと思っていた。
会津若松の駅に着いたのは昼前だった。駅を出て、昼飯に蕎麦屋でも探そうかと歩いていると、風が吹き、札が一枚飛んで来た。それが家内の頬に張り付いた。5000円札だったと記憶している。「ええっ」と思っていると、近くを歩いていた人が慌てている。「お金が飛んで来たけど」というと、「すみません」と礼を言われた。
その5000円札が霊感の正体だったわけだ。その後、お金にまつわる事件がなかったから。すごい霊感だとほめつつも、「でも大金って5000円のこと」と思ってしまった。貧乏人の大金ということだったのだろう。

2015/12/04


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