川北英隆のブログ

やっと来たマイナンバーの欠陥

ようやくマイナンバーが配達された。家内の分と一緒の郵送である。11月末の高校の同窓会での雑談で、マイナンバーの話になり、「そんなんまだや」と言ったら、皆んなが「遅いなあ」との反応だった。
「ひょっとして日本国民やと認識されていないのかも」と、冗談混じりに笑って誤魔化すしかなかった。ということもあり、まずは郵送されてきて良かったのだが、ふと疑問に思い、不安になったことがある。
1つは、家族に同じ郵便で送って本当に大丈夫かという疑問である。決定的に仲違いして別居している夫婦の場合、どうするのだろうか。相手にマイナンバーが手渡されない可能性だって十分ある。最終的には役所からもらえるのだろうが、面倒な手続きをさせられるように思う。
もう1つは、封筒を開けると、最初に写真を貼る面が現れたことである。「どこに番号が書いてあるのや」と一瞬戸惑った。裏返すと、そこに番号があり、安心したのだが、封筒への入れ方がトンマというか非常識である。民間会社でそんなことをしたら大目玉間違いない。相手が封書を開けたとき、表が見えるように入れておかないと失格である。こんな非常識なことをしていたのでは、マイナンバーの管理もいい加減だと思えてくる。
もう1つ、どれがマイナンバーなのかわかりづらい。個人番号、申請IDの2つの数字の羅列がある。僕なんか、最初、申請IDというのがマイナンバーなのかなと思ったくらいである。紛らわしいことをしないでほしいものだ。
さらに言うと、マイナンバーが印刷された部分に切り取り線が入っているものの、ミシン目ではない。大事なものだというのなら、切り損なわないように、ミシン目ぐらい入れといたれやと思う。
ということで、ICカードはしばらく申し込まないことにした。事務に不安だらけだから、いろいろとミスが出て、事務システムがきれいになってからでも遅くないだろう。

2015/12/06


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