川北英隆のブログ

人生最後のボーナスをもらって

今日は公務員のボーナス支給日だった。大学から何日が支払日か知らされていないものの、今日ぐらいだろうと思い、銀行に行った。と、記念すべき人生最後のボーナスがちゃんと入っていた。
来年度以降、常勤としてどこかで働こうという意思はない。これから大事なのは時間であり、お金ではないと思っているから、毎日出勤することは選択肢にない。「今でも毎日通勤していないのでは」と問われれば返答に窮するが、仕事は家でもできるし、新幹線の中でもできる。「山の洞窟でもできるし、かなり前に実際にやったことがある」と書こうとしたが、これは少し余計なことか。
ボーナスの話に戻ると、実は前の会社の役員だった1.5年間強はボーナスがなかった。業績が悪いとかで、僕が役員になる少し前から役員賞与の支給が停止されていた。それと、中大の1年間もボーナスがなかった。年俸制だったから。
サラリーマンとしてボーナスはうれしいものだ。社会人になって最初にもらったボーナスで、当時の最先端品だったメモリー付き電卓を買った。その年の冬のボーナスでは確か一眼レフカメラを買った。そういうものである。いつも以上にお金をもらうと冷徹な判断ができず、情緒で行動してしまう側面が多分にある。
これからボーナスがもらえなくなると消費性向が落ちるように思う。クレジットカードを打ち出の小槌と思えばガンガン消費できそうなものだが、残念ながらプラスチックのカードでは夢をまったく感じない。そこで、カード会社に提案したいのは、本物のゴールドカードやプラチナカードを出すことである。それとも、最終兵器としてダイヤモンドカードが最高だろうか。

2015/12/10


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