川北英隆のブログ

郵便局-日本郵政の偽メール

少し以前、222の猫の日に、Gメールから「郵便局 - 日本郵政さんからの "(件名なし)" という件名のメッセージに、ウイルスに感染またはその疑いのあるファイルが添付されていました」とメッセージがあった。
続きがあり、送り主のアドレスが書かれていた。通知にあったウイルスメールは大学のアドレスに届いたメールであり、それがGメールに転送処理されたものである。もちろん、Gメールに書かれていた送り主に「さっきのお手紙ご用事なーに」なんて連絡は取らず、Gメールからの通知はそのままゴミ箱に捨てた。
今日の読売新聞によると、その郵便局 - 日本郵政からのメールには「ネットバンキング不正送金を行うウイルス」が添付ファイルに仕組まれているとのことである。つまり、「添付ファイルを開くと、ネットバンキングの現金を勝手に送金される可能性がある」。
読売新聞にアップされていた偽メールの文面を読むと(端折って書いておくと)「荷物を配達しようとしたが、不在なので電話をしたところ繋がらなかった。電話番号が誤っていた。メールに添付されている委託郵送状を印刷して最寄りの郵便局に問い合わせて」と書いてある。メールの送り主の@以下は僕宛に届いたのと同じで、「rambler.ru」である。
このメールは矛盾だらけである。「何でメールアドレスを知ってるんや、荷物を送るときに電話番号は書いてもメールアドレスなんて書かんで」「荷物を持ってきた時に不在であれば、不在通知票が郵便受けに入れられるだけやで」「郵便局が電話なんてせえへんし、ましてやメールなんて」「メールのrambler.ruも変で、少なくともrambler.jpやろ」というところか。そもそも、偽メールの届いたのが大学のアドレスだったことからすると、荷物は大学宛であるはずだが、大学には事務員がいて、どんな荷物であっても(変な荷物はダメかな)必ず受け取ってくれる。
とはいえ、大学のアドレスでこのメールを受け取っていたらメールの文面を見る段階までは進んだはずである。この点でGメールはありがたい。今回の例だけではなく、何回もメールをより分けてくれている。脆弱な社内・学内メールシステムより信頼できると思うのだが。

2016/02/27


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