川北英隆のブログ

京都の店・柳屋本店

京都でフグを食べた。研究生の時からずっと知っている中国からの留学生がフグを食べたいというので、「じゃあ行こか」となった。京都のフグ屋を知らないので、迷った末に、時々前を通る柳屋本店にした。
三条富小路の角の店である。夏はハモ、冬はクエとフグである。食べたのはコースで、付き出し代わりのフグ皮、てっさ、てっちり、雑炊のコースになっている。ホームページを見ればわかるように、高くない。京都としては安いだろう。
で、内容はというと、てっちり(とくに野菜類)の量が少し足りないように感じたが、味はちゃんとしている。いつも行く神田の左々舎の量が多すぎるのだろう。総合的に、コストパフォーマンスはいい。
そうそう、ヒレ酒のコップが小さい。5勺くらいしか入らないだろう。その代わりにヒレがたくさん入っているので、注ぎ酒を何回も頼むシステムかもしれない。
他人事ながら心配なことがある。これまで入ったことがないので、たまたまだったのかもしれないが、僕らを除くと客がもう1人いただけだった。店は3階まである。そんなことでやっていけるのだろうか。でも、僕らが京都に来て10年以上経つが、ずっと経営されている。創業は大正15年とあるし、宴会シーズンには流行るのかも。

2016/02/06


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