川北英隆のブログ

九州の山:野間岳

工場見学のついでに(自主研究ということで輝く株を発見するため)立ち寄ったのは、昨日書いた加世田であり、その西側に突き出た野間半島の主峰、野間岳(591.1メートル)である。
ここに行くために加世田からタクシーを使った。路線バスもあるが、それを使うと予定していた宿泊地に到着するのが大幅に遅くなる。
というので、新米タクシードライバのオンボロ車に乗っかってしまったわけだ。予定では野間岳の中腹にある野間神社まで車で入り、頂上を越えて半島の北側の片瀬まで下りることになっていた。野間岳から片瀬までの道はガイドブックに載っている。
タクシーは半島の付け根の大浦を過ぎ、山越えをして小浦の入口に着いて止まってしまった。ほぼ海抜ゼロメートル地点である。タクシー代金4760円だった。
そこから、まず野間神社へ歩いて登らないといけない。野間神社(海抜360メートル程度)へは、椎木という村落の南側から付けられた車道に入り、合計30分程度かなと思った。しかし甘かった。45分程度かかったと思う。神社からは整備された歩道ながら、急登である。車道歩きで疲れていたため、25分かかった。ツバキの多い常緑樹林が続き、のんびりと歩くには気持ち良さそうだったが。
頂上からは野間半島の展望がいい。とはいえ、当日は少し黄砂がとんでいたのかもしれない。本来西側に見えるはずの甑島がなかった。開聞岳が薄く見えた程度である。
車道歩きに時間がかかってしまったため、下りは往路を戻った。神社から少し下った所に湧き水がある。それで喉を潤し、予定しているバスに間に合わせるために林道を急いで歩いていると、頂上付近で出会ったお年寄りの車が停まった。その車に加世田まで乗せてもらい、予定していた伊集院行きのバスに悠々間に合った。
写真は椎木の上から見た野間岳である。野間神社はピークの左、小さの肩辺りにある。
野間岳.JPG

2016/02/13


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