川北英隆のブログ

ミャンマー南東部の道路の記事

今日の日経15面に「日曜に考える グローバル」の記事があり、ミャンマーと周辺国の道路網が整備されつつあると書かれている。その記事のメインは泰緬国境の道路である。国境として、比較的手軽に行けるからだろう。
この道路、今年1月初めのブログで取り上げた。ブログでは、タイのメーソート(Mae Sot)からミャンマーのミャワディー(Myawadi)に入り、コーカレイ(Kawkareik)付近を経由し、そこからは未整備の道を通ってミャンマー第3の都市、モーラミャイン(Mawlamyine)に入った。記事にある道は、モーラミャインに寄らず、その60キロ程北北東にあるタトン(Thaton)に抜けるものだろう。ヤンゴン方面に行くにはこれが最短である。
ミャンマーの地図があればすぐに確認できる。ここでの英語表記は手元の地図による。著作権の問題があるので地図のコピーはアップしない。関心があれば、「マルタバン湾」(ヤンゴンからモーラミャインにかけての湾で、ミャンマー第3の川であるシッタン川、現在の名でシットン川が注ぐ)で検索すれば地名の簡単な説明とともにグーグルマップが表示されるので、このブログで書いた地名がすぐに判明する。
新しく付けられたミャワディーとコーカレイの間の道路のことを確認しておくと、山岳道路であるため、かなり起伏があり、ぐねぐねしている。ブログに書いたと思うが、「(道路開通を支援した)タイにはトンネル技術がないのでは」というタイ在住のF氏のコメントに頷かざるをえないほどの道である。加えて、この新しい道に接続する道路がまだまだである。
ついでに写真をアップしておく。これはコーカレイからモーラミャインに抜ける道での光景である。「田舎だから?」という質問もあろうが、モーラミャインからヤンゴンへと通じるメインの国道もこの光景と大差ない。
自分の目で確かめず(もしくは実情をよく知っている知人のコメントをもらわず)、新聞記事だけを読んで納得していると、とんでもない誤解をしかねない。
ミャンマーの道.JPG

2016/03/06


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