川北英隆のブログ

原子力発電に潜む大きなリスク

ブリュッセルのテロで浮かび上がったのは、原子力発電所がテロの標的になるとの事実である。そこに貯蔵されている核物質を狙ってもいいし、発電所を爆破してもいい。テロ効果絶大である。
テロ対策を日本の原子力発電所はどの程度しているのか。もちろん地上から侵入し、爆破するのはかなり難しいだろう。しかし、テロを試みる者からすれば不可能ではないはずだ。日本の警察の武器は海外と比べると玩具程度でしかないだろうし。
しかし、最も恐ろしいのは、以前にも書いたように、北の将軍様の破れかぶれ戦法だろう。ミサイルを撃ち込まれれば、日本としてどのように対応するのか。とくに日本海側の原子力発電所は北の将軍様にとって、目と鼻の先である。ミサイルを打ったことを察知したとしても、それに対応する時間はない。
原子力発電所を廃棄しないのなら、常時、自衛隊を配置し、すぐさま迎撃ミサイルを撃てるよう、態勢を整えておく必要があるのではないか。「そんな北の将軍様のご乱心、ほとんどありえない」では、2011年の津波の二の舞ある。むしろ被害ははるかに大きく、壊滅的である。

2016/03/30


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