川北英隆のブログ

サンタマリア山に登る

グアテマラでのもう1つの登山がサンタマリア山(3772メートル)だった。実はこの山、天気が良くなかった。山頂付近に雲がかかっていた。タフムルコ山からも判明するように、森林限界を超えていない。
上の写真はタフムルコのキャンプ場手前から見たサンタマリア山である。すばらしい円錐形であり、高さも富士山(3776メートル)とほぼ同じである。
それで期待して登った。分かってはいたものの、山頂まで森林が続いたのは高山らしくない。しかも、登った日はイースターに当っていた。このためだろう、地元の老若男女が一斉に頂上を目指して登っていた。
登山口は2300メートル付近とされるが、グーグルマップで確認すると、2500メートルくらいのように思える。最初は耕作地の中を登り、やがて森林に入る。耕作地の上には大きな木(松)が多い。道はしっかりしていて、少しジグザクに切られている。登りやすい。途中、灌木の入り混じった広葉樹林になるが、再び針葉樹の大きな林になり、勾配もきつくなる。と、頂上に着く。
円錐形の山からの連想からしていたのに比べ、山頂は広い。火口らしきものもない。岩と砂で覆われている。地元民達はその山頂に下から上げた花を置き、キリスト教的な祈りを捧げる。マヤの自然崇拝とキリスト教が交じり合ったのだろう。いわばリクレーションである。そんな神聖な山頂なのだが、実はゴミだらけである。下の写真は、その山頂である。
下りは往路を戻る。登り4時間、下り3時間というところか。下山した地点に売店があったので(登るときに確認してあったので)ビールを調達した。350ccの缶ビールが90円相当だった。それがレストランでは(500cc相当だが)安くて2ドル、普通は4ドルする。多分、観光地価格なのだろう。
サンタマリア山.JPG

サンタマリア山頂.JPG

2016/04/09


トップへ戻る