川北英隆のブログ

アティトラン湖の猫は民族色に

世界一美しい湖、アティトラン湖の中でも、最高の観光地として名高いサンティアゴ・アティトランの町を歩いた。町の奥にカトリック教会があり、そこにはかつて地元民の信仰の厚いマシモンという神がいたという。
今は町のどこかに隠されていて、イースターに登場するらしい。タバコ、酒、女が好きという神様で、いつもはタバコを吹かしているという。残念ながら実物と会うことはできなかったが、想像するに火山の象徴かもしれない。
そんな教会に向かって町のメインストリートを歩くと、土産物屋が軒を連ねている。店で売られているものは、日本の土産物に比べると格段に安い。しかし、表面的には値段がないから、買い物の交渉が面倒である。日本のように、多少の値引きはあるかもしれないが、それ以上のことがない社会が懐かしい。
グアテマラもそうだが、半値、八掛け、二割引き、さらには捨て値もありうる社会では、買い物はリスキーである。知り合いと戦勝品を見せ合ったところ、「ええっ、そんなに安いん、ひぇー負けた」と、戦勝品が敗戦品となりかねない。だから、余計に買い物に慎重になる。
そんな買い物を適当にして、ぶらぶら歩いていると、土産物屋の奥から日本にはいないエキゾチックな猫が登場した。そこでパチリである。隣に写っている品物よりも、この猫を買って帰りたかったが、それは無理。持って帰れるものなら、すぐに交渉して、1ドル程度で手に入れたと思うが。でもそれって、人身(猫身)売買かも。
アティトラン湖の猫.JPG

2016/04/17


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