川北英隆のブログ

ルアンパバーンの僧と犬の先導

ルアンパバーンは旧市内全体が世界遺産に登録されている。メコンの本流と支流の合流地点が細長い岬のようになっていて、そこに旧市内が展開している。ラオスの京都である。寺院が多い。
そのルアンパバーンの名物が僧侶の托鉢である。早朝、各寺院から一斉に托鉢が始まる。旅行した時期は5時45分から始まった。寺院ごとに合図の銅鑼の音が、少しずつ時差をもって聞こえる。それに合わせ、僧侶が列をなして(決まった)通りを歩く。
道端には地元の人、観光客の白人のにわか信者が(キリスト教はどうしたんやと言いたくなるが)ゴザや椅子の上に座り、ご飯(もち米を炊いたカオニャオだろう)やお菓子を少しずつ差し出す。托鉢は1時間弱で終わるから、観光行事化している可能性が高い。その点、京都の托鉢は、そんな毎日ではないが、もっと長く、かつ大きな声を張り上げて行われるから、本物である。
写真は托鉢の僧を犬が先導している。多分、犬にもおすそ分けがあるのだろう。
ルアンパバーンの托鉢.JPG

2016/05/17


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