川北英隆のブログ

預金を解約して笑ってしまった

時間ができたので、少額預金の解約を開始した。というほど大袈裟な銀行数はない。今日は、65歳になったから「ローン口座はなし」との失礼な手紙の来たMS信託銀行に出向いた。
MS信託銀行の失礼な手紙については、2015年8月7日にブログで書いた。
その口座を解約するのに1時間は待たされた。残念ながら、1時間の「労働」に見合うほどの預金はない。待たされつつ、「これやったらATMで千円単位まで引き出したほうが良かったかな」と反省していた。もっと細かく対応するのなら、最初に預金残高を確かめ、1000円単位になるようにあらかじめ準備しておいた小銭を預金し、その後引き出すのがすっきりする。
とりあえず氏名と住所等を書き、解約の手続きを終え、1円残らず支払ってくれるのを待っていたところ、係員が来た。聞き忘れたことがあるとか。
何を聞かれるのかと思うと、まず「預金された目的は」とのこと。MSというかS信託銀行に口座を作ったのは1988年、目的なんてとうの昔に忘れている。そう答えながら、「口座を作ってとの勧誘があったから」と思い出し、そのとおりに追加で答えた。心のなかでは「何のこっちゃ」である。
次に、「現在の職業は」と聞かれた。「職業があったらローン口座を復活してくれるのかな」と思いつつも、「そんなの必要ない」というので、銀行員が噛みつかないように、一番簡単な答えをした。「無職」である。実際に定職がないから嘘ではないし、細かな個人情報を知らせる必要もない。
解約手続きが終わり、残金を受け取った。と、利用の終わった通帳を返してくれたのだが、何と2冊ある。1冊は30年近く前からの通帳である。もう1冊は理由が不明である。銀行名が合併で変わったからか、もしくはローンがなくなったから新しい契約の通帳なのか。いずれにしても、「今更何で新しい通帳なんや」という代物である。
新しい通帳には、半年ごとに数円の利息が記帳されていた。「新しい通帳をくれるのなら、その代わりに数十円上乗せして支払ってや」と思わなくもなかった。いずれにしても、新しい通帳なんてゴミの上乗せに等しい。どこまで銀行は細かな手続きにこだわるのだろうか。

2016/06/06


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