川北英隆のブログ

コンゴ東端のゴマの町とは

ルワンダと国境を接し、その続きのように広がっているゴマとはどんな都市なのか。100万人以上が暮らしているから都市なのだが、いわゆる高層ビルなるものは見当たらない。
ルワンダでは、首都のキガリ以外に都市を通過しなかった。この点、ゴマは人口が非常に多く、キガリよりもはるかに大都会と感じる。実際のところ、キガリの1.5倍以上の人口がゴマにいる。
そのゴマは雑然というか騒然というか、圧倒されるようなパワーだった。国連軍が駐在を続けているため、治安が維持されていると思えるのだが、逆に、国連軍が現時点も駐在しているということは、完全に治安が安定したとは言えないからだろう。そのような地域である。
このくらいの規模であり、しかも気候も湖も申し分ないから、ゴマに観光客が殺到しても不思議ではない。現実には、国連軍の車と関係者はともかく、通りを歩く外人(現地人以外の人種)を見かけることはない。多分いるのだろうが、きわめて少数だろう。
そんなゴマの象徴がチュクドゥである(チュクドゥスと書かれた文献もある)。それって何やというと、原始的な二輪車である。これがこの地区の象徴である。中心部の広場には像となっていた(写真)。他の地域でチュクドゥは使われてなかったことからすると、便利さは今一ということなのだろう。
初日はそんなゴマを、ほとんど車で見て歩いた。
チュクドウの広場.jpg

2016/08/23


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