川北英隆のブログ

新しい投資ダメ企業を発見して

今日、奈良の実家に行った。久しぶりである。いろんな理由で(旅行、友人の散骨、台風をはじめとする雨などで)、2ヵ月ぶりだろうか。お盆も彼岸も過ぎてしまったのは、「ごめんなさい」である。
今年、柿は不作のようだ。実家の美味い甘柿は数えるほどしか実っていない(まだ青いが)。渋柿は多いようだったが、アルコールで渋抜きをしないといけないため、食べるのが面倒である。
そういえば、今年は丹波産の松茸も不作と聞いた。普通なら9月の中旬を過ぎると店頭に並ぶのに、今年はまだである。夏の日照りと、その後の長雨が良くないとのこと。
実家での用事を済ませ、近鉄の郡山駅に戻った。と、少し様子が変だった。通過電車(近鉄の、昔から評判の悪い有料特急電車)が通過するはずだったのに、その表示が消え、普通電車の到着が表示された。普通電車の数分後に京都行き急行が来るので待つことにしたのだが・・。
その普通電車の少し前に放送があった。えらく聞き取りにくい放送だったが、聞くと、どうも人身事故が起きたらしい。でも、前の普通電車が数分遅れとはいえ、ちゃんと到着しているから、急行も来るだろうと踏んだ。
この見込みが間違いだった。電車の間隔が広がった。構内放送が繰り返されるものの、喋りがどど詰まりでなっていないし、そもそも反対ホームのスピーカーしか機能せず、僕がいるホームのマイクは壊れているのか、操作が悪いのか、何の音も発しない。仕方ないので、少し歩いて電光掲示板を見に行った。どうも急行はもちろん、最優先されている特急の運転さえ中止になったような雰囲気である。
仕方ないので、15分位後になってやっと来た普通に乗り、西大寺で奈良から来た急行に乗り換えた。最初の普通に乗っていれば、20分位早い京都行き急行に乗れたと思う。
近鉄で人身事故に遭うのは最近では初めてである。もっとも、ネットの情報ではかなりの頻度で近鉄でも人身事故が発生している。「多少は仕方ないのかな、20年位前からのJR東日本の中央線の事故による遅れと比べたら断然ましや」と思うものの、今日の近鉄の事故への対処方法は「なっていない」。事故の放送があったのは15分後だし、駅員が何を言っているのか日本語として不明瞭だし、スピーカーのセッティングがアホだし。これが東京の私鉄なら袋叩きものだなと思う。
近鉄には実は知り合いがいる。このため非常に申し訳ないものの、今日の近鉄なら投資対象から除外するのがふさわしいと思ってしまった。
そもそも近畿圏の私鉄が不良なのかというと、そうでもない。誰かは忘れたが、私の履歴書に、系列の近鉄百貨店をケチョンケチョンに書いたのがあった。昔から、近鉄は近畿圏を広域にカバーしているため、かつての国鉄的な経営なのかもしれない。
以上、東証1部上場企業のうちの「投資できない企業」の事例である。

2016/09/26


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