川北英隆のブログ

日本の社会を女性中心にしたら

思うに、日本は変化を嫌う社会である。その最大の理由の1つは、男性がいろいろと周りに慮り、刺激を与えないからだろう。その点、女性は慮りが少ないから(これは褒め言葉)、変化を生んでしまう。
僕の知っているかぎり、女性は大胆である。某会議で緊張していた(そう思えた)女性が、今では著名になり、大胆な意見を述べているようだ。しかし、大胆と思えるのは、男性の視点からでしかなく、本人にとってみると「遠慮して、恐々言っている」のかもしれないのだが。
良いか悪いかは別にして、女性の視線は狭く、時間軸も短い。だから、大胆に聞こえる。これに対して男は、日本に特徴的なのだろうが、自分自身の将来の地位を考え過ぎて、大胆なことは言えない。背景に「今の職を失ったら、どうなるのか」「多分、路頭に迷うか、低賃金で働かないといけない」ということがある。突っ込んで考えると、再雇用のための労働市場が整っていないことに理由があるのだと思っている。
実は僕自身、長男に生まれていなければ、もっと大胆に、着の身着のままに生きたのではないかと思っている。長男だから、多少両親に慮り、大学卒業後は嫌々ながら平凡な社会人になった。金銭感覚に敏感な関西文化圏に育ったことと、日本が終身雇用の世界を標榜していたからでもある。
今のゼミの学生に言っているのは、とくに金融関係の職業がそうなのだけれど、終身雇用はありえないということである。転職することを意識し、大胆に生きることに大きなチャンスがある。
この点、もともと家庭のしがらみの少ない女性には大きなチャンスが待っている。というよりも、しがらみの少ない女性の活躍に大いに期待したいと思っている。女性に少し条件を付けると、時々は長期的な視点で物事を再度点検して欲しいものだが。

2016/10/14


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