川北英隆のブログ

周防大島の最高峰を縦走する-4

嘉納山から源明山までの尾根も基本は緩やかなのだが、頂上の少し手前が岩尾根である。すこぶる眺めがいい。展望を楽しみたいところではあったが、日が傾き始め、寒さが募ってきた。
源明山も頂上付近が草原になっている。書き忘れたが、嘉納山、嵩山も同じである。
源明山からは光月君の実家がある屋代の村落と、その上の屋代ダム(といっても大きくない)が見える。島で唯一と言っていい川が屋代には流れている。稲作もできる。島で一番豊かな地域らしい。ただし、明治19年には屋代川に鉄砲水が流れ、大水害が起きたらしい。ハワイへの移民の引き金にもなったらしい。
嘉納山の頂上には四境の役の石碑が建っている(写真)。さすが山口と思ったのは、その石碑の字を書いたのが佐藤栄作とあったことだ。
源明山から下ると、すぐに舗装の車道(林道)に出る。今は通行止めである。所々崩れている。その車道をさらに下ると笛吹峠である。峠をオレンジ道路が越えていて、島の北と南を結んでいる。この峠まで、文珠堂から丁度4時間だった。
光月君に電話をし、車で迎えに来てもらった。後は光月家で、昼に買った(光月君が買ったのだが)魚をおかずに宴会をするばかりだった。
源明山の石碑.JPG

2017/01/27


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