川北英隆のブログ

柳井の北、高照寺山を踏む

周防大島からの帰り、ついでだからと高照寺山の頂上を踏んで帰ることにした。実はこの山、周防大島の縦走路からは平らな頂上部の目立つ山である。光月君が「車で行こう」と言ってくれた。
高照寺山も、昨日書いた大見山と同じく、一等三角点の山である。僕自身は一等三角点を徹底的に登るマニアではないが、地方に旅行した場合、特にこれという山がないと、「名のあまり知られていない山に登るよりは一等三角点の山かな」と、選んでいる。
電車だと山陽本線の通津(つづ)で降り、西へ5kmばかり歩くか、タクシーを使うことになる。
光月君の車に乗せてもらい、一緒に登ったので、大畠から国道437号線を北北西に走り、祖生という村落から東に、1車線程度の道路に入った。狭い道だが、高照寺山には電波塔とアメリカ軍の電波施設がある。このため、舗装道が頂上まで付いている。
ところが、前々日と前日の雪の影響で、山頂近くになると道路に雪が残っていた。しかも林の影では凍っていて滑る。仕方ないので、1km少し手前で車を止め、残りを歩くことにした。
頂上には電波塔がある。眺めがいい。周防大島が大きく見える。縦走した山や嵩山もすばらしい。しかし、である。肝心の一等三角点がない。
地図を広げて確認すると、頂上部の電波塔の少し手前に三角点があるらしいと判明した。車道を50m程度戻ると、右手に「三角点」と書いてあったと記憶しているが、標識がある。それに従って道路横の土手を上がり、数歩歩くと藪の中に三角点があった。写真がそれである。
光月君曰く、「鉄ちゃんやなくて、山ちゃんやね」と。前日の大見山といい、この日の高照寺山の三角点といい、大いに「気に入ってもらえた」ようである。
高照寺山.JPG

2017/01/29


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