川北英隆のブログ

アメリカ株の新陳代謝を見逃す

いろいろと忙しくて、新聞を読めない日が多い。多くは、朝早く外出したり、出張で泊まったりするためだ。外出先で新聞を買えばいいようなものだが、そこまでして読む価値があるとは思えないし。
今日、時間を作って読めなかった新聞をパラパラ見ていると、「何、これ」という好例を発見した。1/27の日経、1面トップの記事である。NYダウ平均が2万円を超えたから、その牽引企業が載っていた。その企業名に、一瞬あるべきと思える企業がない。「レレレ」である。
その日時点でのNYダウ構成企業(30社)の時価総額ランキングのトップ10として、アップル、マイクロソフト、エクソンモービル・・と並んでいる。少しアメリカ株のことを知っていると変である。
グーグル、アマゾン、フェイスブックが一覧表に入っていないのである。これら3社はNYダウの構成企業として採用されていないから仕方ないのだが、実のところ、エクソンモービルの時価総額(3538億ドル)よりも上である。
この事実くらいは書いてほしいものだ。そこで記事をざっと眺めてみたが、何も言及がない。このことを書いていれば、アメリカのダイナミズムがより強調できたのではないか。そう思うと、「惜しい記事やな」ということになる。

2017/02/03


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