川北英隆のブログ

バンナ岳を越え石垣市中心部へ

於茂登岳を下り、どうしようか迷った。登山口に下りたのは13時過ぎである。タクシーの運ちゃんには連絡先をもらっていた。バスもあるのだが、夕方まで待たないといけない。
そこで、島を南に向かって歩き、バンナ岳(230m)という丘を越え、石垣市の中心部まで歩くことにした。直線距離で10km程度、道がかなりグネグネしているので、15km以上歩くことになるだろうか。
途中、サトウキビやパイナップルの畑が多い。牧場もある。地図ではバンナ岳の登り口までは下り一方の道路に見えたのだが、実際のところ、横方向の道路に入るとアップダウンが多かった。
バンナ岳へは北口から入った。と言っても、山頂部には南北に車道が通っている。アンテナ群もある。全体がバンナ公園となっていて、西表島をはじめとする島々の展望を楽しめる観光スポットでもある。
実は、バンナ岳には南峰と北峰がある。南峰、北峰と言うほど立派なもんかいなというところだが。で、地形図にバンナ岳と記されている南峰が230m、一方で北峰は233m。北峰が少し高い。とすれば、2つを登らないといけない。
バンナ岳北口から北峰の三角点までは35分で着いた。途中、展望台と渡り鳥観察所があり、立ち寄ったので、実質の歩きは20分程度か。
三角点は渡り鳥観察所のすぐ南の小高い所にある。そこには棒状のアンテナが設置されていて、整備用の道路もある。アンテナを囲んだフェンスの東側が少し高くなっている。そこの草の中に三角点を見つけた。
北峰から南峰へは道路を一旦下り、登り直す。南峰のすぐ下に展望台があるのだが、その手前にやはりアンテナ群の整備用の道があるので、それを上がる。北峰から南峰の三角点までは15分程度である。
問題は、この三角点にどう近寄るかである。フェンス越しに「三等三角点大川山」と書かれた国土地理院の石碑が見える(写真)。何故、こんな派手な石碑を設置したのか、三角点名はバンナ岳ではないのかといった疑問が生じる。三角点はその謎に包まれた石碑の左手横にある。どう工夫したのかは想像にお任せする。フェンスを乗り越えてしまっては犯罪行為になる。
後は南に向かって下るだけである。予約していた石垣港のすぐ横のホテルに着くと17時過ぎだった。途中いろいろ寄り道したとはいえ、少し距離があった。もう少し時間があったら、バンナ岳の西、前勢岳(197m)にも立ち寄りたかった。周防大島に続いて「山ちゃん」になった。
バンナ岳南峰.JPG

2017/02/11


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