川北英隆のブログ

アマゾンのプライムとクロネコ

クロネコが送料の値上げを検討している。最大顧客のアマゾンにも値上げを交渉しているとのこと。クロネコが宅配便の5割程のシェアを持ち、それを追う飛脚がアマゾンとの契約を嫌っていることから、値上げの実現が予想される。
もちろん、アマゾンとしては郵便を使う手もあるだろうが、今の郵便のサービスではアマゾンのプライムが今まで通り運営できるとは到底思えない。
そこで誰しも考えるのが、アマゾンの無料配送サービスがどうなるのか、プライムの会費が上がるのではということだ。同じ考えに基づいて記事がアップされている。今日見つけたのが「ヤマト運輸とともにAmazonプライムも値上がりする?」というもの。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1703/12/news015.html
その記事によると、本国のアメリカではプライムの年会費は79ドルとのことである。とすれば日本の3900円は安い。とはいえ、アメリカの国土の広さを考えれば当然の差かもしれないが。
僕もどういうわけかプライム会員である。なったつもりがないのに、いつの間にかなっていた。どこかで間違ってクリックしたのだろう。早く届けてほしいものも時にはあるし、最近ではビデオも時々見るしで、「まあいいか」と、間違って会員になっているのに気づいた後も退会しないでいる。
正直なところ、無料で見られるビデオには大したものがない(見尽くしてしまった)。荷物が早く届くといっても、注文のタイミングによっては普通と変わらないことも多い。
クロネコのためにはプライムを廃止したほうがいいのか。先に紹介した記事には「クロネコのためにお急ぎ便をなるべく使わない」と書いてあった。が、クロネコとして、アマゾンから荷物を集めるのがネックだとは考えられない。現在のネックはあくまでも配達であり、留守宅と再配達だろう。そのうち、荷物量がもっと増えれば、今の宅配便自身が成立しなくなり、原則として宅配なしになるかもしれないが。
僕として、プライムの年会費が上がれば、その率によっては退会するかもしれない。もしくは、コンビニ置きと宅配とに価格の差が生じれば、コンビニに取りに行くことを選択するかも。いずれにしても、どのように決着するのか、注目である。

2017/03/12


トップへ戻る