川北英隆のブログ

霊仙山に登る-2

霊仙山には養鱒場から舗装された林道を登る。沢が右下に見える。沢に沿って植林が続くが、上部は広葉樹林になっている。白いウノハナ(おから違うで)、ピンクのウツギが満開である。
その林道には、小さなヘビが何匹も車に轢かれて死んでいた。なかなか自然豊かな道だと変に感心する。
1時間ほどで舗装された林道が終わり、細くなった谷沿いに地道を進む。その林道も尽き、そのまま林の中、廃村となった榑ヶ畑(くれがはた)に入る。敷地の囲いだけが残っている。最奥部に山小屋があり、健在のようだ(当日は不在だった)。無人なのに、湧き水で飲み物を冷やし、売っている。性善説なのだろう。
小屋から尾根に取り付く。舗装の終わりから15分程度で汗ふき峠に到着、ここから尾根を東にたどる。広葉樹林の中、しっかりとした道が続く。急登に近い箇所もある。やがて傾斜が緩くなると、木々の背が低くなり、霊仙山のカルスト地形に入る。尖った石灰岩が点在する。さらに上部は草だけに近いカルスト台地で、ゆったりとした峰が並んでいる。
と書くよりも、実際の頂上部の写真を示した方がいいだろう。経塚山、三角点のあるピーク、霊仙山の最高点、この3つを巡った。養鱒場から2時間半だった。登頂に満足して往路を戻った。
霊仙山.JPG

2017/05/31


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