川北英隆のブログ

カーナビ業界に未来があるのか

先日、タクシーに乗って思ったことがある。今のカーナビがローテク過ぎることである。もちろん、当初は素晴らしかったのだろうが、今ではほぼ死に絶えているのではないか。
乗ったタクシーに、日曜日に訪れた大田神社を告げた。と、「1回行ったことがあれけど、念のために」ということで、運ちゃんはカーナビをセットしようとした。
これが(かなり以前に友人の車で経験済みなのだが)、かなり面倒な作業だ。しかも地名が大田神社という、神様としてはありふれた名前なので。画面を伸び縮みさせられないため、選択した地名付近の地図の表示もごく限定的になり、選択が正しいかどうか決めるのも難しい。
グーグル的に、音声入力できるといいのにと思った。想像すると、運ちゃんが独り言のように喋るのはなかなか怖いものがある。とはいえ、信号で停止するたび、画面と睨めっこする運ちゃんの姿を見るよりは怖くないだろう。
ということで、このカーナビ、10年くらい前までは日本の最先端技術だったはずなのに、今や見てられない。どうするのか、メーカーは。投資家の行動はほぼ決まりだろう。
そういえば、大手カーナビに「関西弁の姉ちゃんのナビ声」というのがあった。友達の車である。「次、左に曲がるか」なんて言われると、「曲がるの、どうするの」と質問してしまう。微妙に言葉の使い方が違っているから。吉本新喜劇の安尾のギャグ的状態である(なんて、分からんか)。

2017/05/16


トップへ戻る