川北英隆のブログ

画像が行方不明になって

昨日の夜、事件が発覚した。最近撮った写真を整理しようとしたところ、撮ったはずの写真が見当たらない。考えられるミスをいくつか想定して探したが、やはりファイルの中に見つからない。どうすべきか。
今と違い、昔のパソコンはよく壊れた。不具合が生じ、その度にファイルが取り出せないことも度々生じた。他のユーザーもそうだったのだろう。
そこで登場したのがデータ復旧ソフトである。初期の頃、早速買い、時々お世話になったものだ。その思い出があるから、研究費予算に余裕があるときに新しい復旧ソフトを買っておいた(古いのは、新しいOSに適合していなかった)。3年程前だったと思う。買っていたのは「ファイナルデータ」というソフトである。今まで使ったことがなかった。そのソフトのことを思い出し、久しぶりに活躍させることにした。
ファイルがあるとすれば、写真用のカードである。64ギガのものを使っている。撮った写真のファイルはすべて抜き取り、パソコンに移しているから、カードは表面的に空である。そのカードをソフトでスキャンし、復旧できるファイルを表示させることになる。
実はこれが大作業だった。4時間作業させても2/3程度しか終わっていない。仕方ないので、パソコンに作業を継続させたまま寝ることにした。
朝起きると作業が完了していた。40ギガ程度、2000ファイル以上が見つかり、機械的に付与された名で表示されていた。そのすべてを「復元」し、画像ソフトで確認した。やっぱり、復元した中に撮ったはずの写真があった。
ソフトで復元されたファイルを見るかぎり、上書きされたファイルの復元は難しそうだ。復元したい場合、できるだけ早い段階で処理するのがいい。
復元した写真をアップしておく。義母の死去を知った近所の人が送ってくれた花である。消え去ったファイルを蘇らせるソフト、その眠っていたソフトを覚まさせたのがこの供花である。因縁を感じたりして。
松本さんからの供花.JPG

2017/06/25


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