川北英隆のブログ

椰子の実を落として食べる

豊かな自然には豊かな生き方がある。現地の普通の食事は、ある意味で質素である。多分、ゲストハウスで食べた食事は、現地の基準だと贅沢だったように思う。しかし、一発逆転がある。
4泊もゲストハウスで過ごすと、車の手配もままならない場所だから、やることがなくなる。木陰で本でも静かに読み、物を書けばいいのだろうが、日本人の性分に合わない。しかも、物を書くにも、僕の場合、持参したパソコンの電池に限界がある。前に書いたように、充電なんてできないわけだから。
と、ゲストハウスの持ち主が、畑(ガーデニング)を見学しないかと言ってきた。もちろん大歓迎である。
畑は村から徒歩で10分かそこら度離れた場所にあった。一応柵で囲ってあり(動物避けだろう)、中にはパパイア、イモ類、サトウキビなどの作物が植えてある。そんな畑が2箇所あった。
この見学のついでに、椰子の実(ココナッツ)のジュースはどうかと質問するので、「ええで」と答えた。そうすると、一緒に来ていた子供が椰子の木にするると上り(椰子の下部には足場が切ってある)、実を落としてくれた。椰子の木は畑の外にある。村の共同所有なのか。
写真がその光景である。よく見ると、子供が葉の陰にいる。落ちる実が椰子の幹の左に見える。
ゲストハウスの息子がその落とした実を拾い、上部を持っていた鉈でカットし、最後に上手に小さな穴を空けてくれる。その穴から、まず椰子の実の液を飲む。飲み干すと、実を2つに割り(やはり鉈で割ってくれる)、殻の中の白い部分を食べる。実を1つ食べると腹が膨れる。
何箇所かでこの椰子の実を飲み食いした。ゲストハウスのウェルカムドリンクも同じ椰子の実だった。ポートビラで泊まったリゾートホテルのジュースよりもはるかに美味い。
相棒の1人が、「これがあったらビールはいらないな」とつぶやいた。確かに水分と栄養分として十分なのだろうが、ビール好きにはやはりもの足りなく感じたものだが。
椰子の実を落とす.JPG

2017/08/30


トップへ戻る