川北英隆のブログ

台風直後の大文字山

今日、大学に出勤する必要があったので、ついでだからと大文字山を越えて研究室に出かけた。台風の後、道がどうなっているのか、紅葉が始まっているのかも気になった。
台風の影響だが、落ち葉や枯れ枝が相当の量で落ちていた。これだけなら、落ち葉を踏みしだきということで楽しい。問題は、倒木も場所によって多かったことである。
ヤブ山なら倒木も当然の障害としてあるので、適当に乗り越えれば(もしくは、潜れば)いい。その後で道を間違えないことだけに神経を集中させれば十分である。
大文字山のようなハイキングコースでは、普通のハイカーには少しやっかいかもしれない。ハイキングコース以外の山道を歩く練習になると思えばいいだろうか。
いつものように、山頂から銀閣寺への下りは裏道(旧道)をたどった。こちらは少し難しかった。落ち葉や枯れ枝が多く、新しい倒木もあり、直前にたどった道と雰囲気が変わっている。登りならともかく、下りは脇道に入ってしまう可能性が高い。
実際に1箇所、かなり前に1組が歩いていたこともあり、脇道に入りそうになった。倒木が登山道をふさぎ加減だったこともあり、瞬間迷った。
結果は正しい道を下ったものの、では前に歩いていた1組はどうだったのか。よく知っていて入ったのか、それとも間違ったのか。間違ったとしても大事になる山ではないので、この点は安心なものの、苦労しただろうと思う。
もう1箇所、これはかなりの雨が降った直後だけの問題なのだが、銀閣寺へほぼ下った部分の道が沢になっていた。というか、そもそも道が小さな沢の底にあり、水が「ワテの道や」と流れていたに過ぎない。その道を歩かせてもらっている身分の者として、靴をぬらさないよう、滑らないように歩くのに少し苦労した。まあ、山歩きとはそんなものである。
紅葉だが、まだ始まっていなかった。心持ち葉が黄ばんできたかな程度だった。これから楽しめる。

2017/10/24


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