川北英隆のブログ

北山川や十津川のバス便

まだ十分に学習していないものの(アマゾンのエコーかいな)、最近の奈良の南部へ、バスを使っての入り方が大部わかってきた。今日も追加学習をしたことだし。
奈良県の南部と太平洋とは、熊野川の流れに沿って繋がっている。熊野川は途中で北山川(東側)と十津川(西側)に分かれる。国道は、この2つの川の流れに沿って付けられていて、奈良交通のバスもこの2つの国道を走っていた。
このバス、北山川沿いのが最近になって廃止されたらしい。代わりにコミュニティバスを村が運営している。車を運転しない僕にとって、山へのアプローチの主要手段がコミュニティバスになってしまった。
今回の白屋岳のバス、えらく苦労した。というのも、今年の台風で吉野川の中流部が土砂崩れしていて、奈良交通の定期便が迂回して運行していた。乗った日の行き、30分くらい余分な時間がかかった。
その日の帰り、予定では、日に1本の上市行き奈良交通のバスの時刻より2時間以上早く下りてしまう計画だったので、「タクシーに乗らんとしゃあない」と思っていた。4000円くらいかなと思っていたところ、迂回すなわち遠回りすると8000円くらいになりそうだった。どうするのかと思いつつ、何ちゃら杉の湯に10時少し前に下りてバスの時刻表を確認すると、上市との間にコミュニティバスがある。「これや」というので、時刻をメモし、白屋岳に向かった。
登山道の取っ付きを誤ったこともあり、下りに白屋に着くと、14時過ぎのコミュニティバスにきわどい時間になっていた。間に合わないと、次のバスまで2時間以上ある。小走りに国道のトンネルをくぐり、14時にバス停に着いた。
しかし、30分以上待ってもバスが来ない。川上村役場に電話して確認すると、14時過ぎのバスは吉野町の運営なのだが、道路工事もあり、今日はなくなったという。仕方ないので、あらかじめ調べていたタクシー会社に配車を依頼しようと電話したところ、遠くに出払っていて今日は無理だという。
上市付近からタクシーを呼ぶ方法もあるが、時間がかかりそう。そこで、2時間後のコミュニティバスを待つことにした。時間的余裕があるので、丹生川上上社という由緒ある神社にお参りすることにした。雨乞いの神様で、古くの天皇も参ったことがあり、和歌に詠まれているとのこと。帰ってから調べると、かつての神社が大滝ダムの建設で水没することになったため、新しい敷地に造られたらしい。
待ちくたびれ、ようやくコミュニティバスに乗ると、マイクロバス以下の車両は遠回りせず、崩れた国道の対岸を迂回路としていた。とすれば、タクシーは4000円程度か。
写真は丹生川上上社からの白屋岳である。山頂は正面の三角形のピークの右手奥、小さなコブ状のピークだと思う。なお、正面のピークの左側に伐採地(茶色い部分)が確認できる。この伐採地の上部が大平である。
神社からの白屋岳.JPG

2017/11/08


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