川北英隆のブログ

マイクロソフトを騙った木馬

インターネットを使っていると、つい数日前から、「あなたのパソコンからウイルスが検出されました」というような画面が突如として現れるようになった。その瞬間、何回かはウイルス対策ソフトが働き、「トロイの木馬(おとり)」として隔離したとの表示が出る。
いろんなタイプがあるようで、1つのタイプは、隔離されたページにsupport.microsoftのドメインがある。いかにもマイクロソフトからのように装っている。
本物のマイクロソフトのページにアクセスすると、「偽警告」として解説されている。「ブラウザーを閉じるなどの操作を受け付けない状態となり、セキュリティ対策のため特定の電話番号に電話するよう案内が表示される」こともあるらしい。この場合は、『「Ctrl」「Alt」「Del」の3つのキーを同時に押して「タスクマネージャー」を起動してブラウザーソフトを選択し、「タスクを終了」してください。偽警告画面を閉じることができます』とある。
もう1つは、ウイルス対策ソフトが働かないタイプである。「Windows 10 PC修理」と表示され、「Windows エラーをスキャンし、特定するためにPC修理プログラムをダウンロード」「あなたのPCをアップデートして潜在的な脅威を除去」などとある。「McAfee」のマークが付いてあるのだが、ドメインはja.reimageplusとなっている。書かれている日本語が拙い。
要するにソフトの押し売りのようだ。ネットで調べるとブラウザーを立ち上げる度にこのドメインのページが立ち上がる障害も報告されている。迷惑なこっちゃと思う。こういうものをびしばしと取り締まって欲しい。

2017/12/09


トップへ戻る