川北英隆のブログ

新幹線殺人事件とJR東海

最近、街を歩いていると狂っていそうな輩をよく見かける。そんな一人が新幹線で「誰でもいいから」と刃物を持って暴れた。新幹線での移動は安眠の時間だと決めている僕も、事件以降は近くの席に座る乗客を見定めてからでないと寝つけない(かな)。
そんな話しを飲み会でしていると、「JR東海ほど新幹線の車内安全対策に消極的な企業はない」と、商売で出入りしている知り合いが話してくれた。
そもそも、JR東海で安全対策の話しをしようものなら追い払われるとも話してくれた。高速鉄道で荷物チェックをしない国は日本くらいだが、JR東海に言わせると、「荷物チェックする場所がない」らしい。
これは本末転倒の理由のように思う。乗客の安全よりも、より多くの乗客を運んで利益を稼ぐ方が大切だと言わんばかりである。飛行機並みでなくていい。簡易検査くらいはできないものだろうか。10分や20分くらいなら早く駅に行ってもいい。
「車掌に警棒ぐらい持たせるべきだ」との意見も出たが、「JR東海と組合組織との関係では無理ではないか」との見解もあった。本当かどうかはよく知らない。
こうなると乗客の一人として自衛かなと思う。今でも売られているかどうかは知らないが、20年くらい前に「飛び出す棍棒」があった。折り畳み傘みたいな形をしていて、振ると刀くらいの長さになる。刃物ではないから、飛行機に持ち込むのはともかくも、新幹線なら大した問題にはならないだろう。
「善は急げ」というわけで調べると、売っていた。7000円くらい、重さは560グラム。伸ばさなくても狂った輩と戦える。探せば他にもありそうだ。
半分本気で「買おうかな」と思ってしまう、そんな気にさせる世の中とJR東海が恐い。

2018/06/14


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