川北英隆のブログ

野坂岳を往復する

小浜線の粟野駅から野坂岳に登った。下りは途中まで同じコースをとったが、550メートル地点から沢には下りず、尾根伝いにNHKのアンテナまで下り、そこから車道に沿って長谷の村落に出た。登りはハイキングコース、下りに使った道も比較的踏まれている。
粟野駅に7.51に着く。小浜線はワンマン運転、粟野駅の出口は前方、北側である。野坂岳まで道標が比較的整備されている。
駅から車道を西に向かい、すぐの交差点を南(左)に折れ、線路をくぐる。車道を道なりに左に折れ、東南東に歩く。高速道路をくぐり、さらにしばらく歩くと駐車場と小さな建物(トイレ?)がある。ここまで15分程度だった。
道標に従い、ヘアピン気味の車道を登る。キャンプ場などの施設がる。その上部に登山口の表示がある。ここまで駅から25分だった。
最初は広い道だが、そのうちに沢に沿い、登山道らしくなる。ヤマアジサイが満開だった。
左岸に渡り、もう一度右岸に渡り返す箇所にお地蔵さんが祀ってある。「橡の木地蔵」とあった。ここから谷を外れ、尾根への登りとなる。杉の植林から広葉樹林に変わっていく。敦賀湾の展望も時々得られるようになる。
行者岩への分岐を過ぎ、一ノ岳に出る。展望がある。さらに少し登ると野坂岳から北に続く主稜線である。ブナ林が美しく、ヤマボウシも多くなる。ここのヤマボウシ、どういうわけかピンクがかった花びらもある。
二ノ岳、三ノ岳の表示があり、野坂岳(913.3メートル)に出る。すぐ手前に神社と小屋がある。駅から1時間30分かかった。
頂上からは360度の展望が得られる。敦賀はもちろん、遠く白山が見えた。
下りは一ノ岳を越え、550メートル地点まで北東尾根を下りた。ハイキングコースはこの550メートル地点から沢に下りるが、今回はそのまま尾根をたどった。そこそこ踏まれている。わかりにくい箇所には少しだが目印のテープもある。踏み跡はテレビ用アンテナまで続いている。ここで舗装された車道に出る。地形図では行きに通ったキャンプ場付近まで尾根道が続いているようだが、今回は歩かなかった。
テレビ用アンテナの道は一般車両を許可なしに通さない。実は歩行者も、どういうわけか最後の高速道路をくぐる箇所にネットが張られていて、通れないようになっている。そこを何とかネットの隙間を見つけてくぐった。たどり着いた村落は長谷である。山頂から1時間20分かかった。
後は適当に敦賀市内まで歩くだけである。最初は野坂岳の展望を楽しみながら歩いたが、そのうちに強い日差しが嫌になった。1時間20分程度で敦賀駅に着いた。
写真は山頂からの写真を整理していて偶然発見したタテハチョウである。韃靼海峡の胡蝶のようだ。背景の山は敦賀半島の名山、西方ヶ岳(763.8メートル)である。
20180617西方ヶ岳と蝶.jpg

2018/06/23


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