川北英隆のブログ

オルタの丘に登る

ファイアル島の2日目、Pico do Faialのカルデラ一周を終え、昼飯を食べ、竜血樹を見学した。早い時間に予定が終わり、夕食まで自由時間となった。聞くと、オルタの港近くにある丘、Monte da Guiaからの展望が名物の1つだという。一人で散策することにした。
Monte da Guiaも火山で、ファイアル島本体と幅100メートル程で微妙に繋がっている。火山の溶岩が流れ、繋がったのだろう。
この丘に登るには、オルタの町の南、港の南側にある砂浜(海水浴場)を東に歩き、その繋がり部分を目指すことになる(ガイドの説明)。調べると、港からMonte da Guiaの手前にある丘(Monte Queimado)を時計回りに巻く道路があるのだが、少し遠回りだと思ったので、ガイドの説明どおりに歩いた。
Monte da Guiaへの登りは車道を使った。道は「くの字」に付けられている。「くの字」を登り終えると駐車場と展望台がある。南側を見ると、Monte da Guiaのカルデラに海が入り込んでいる。
最高点は展望台の先(東側)、道路をたどればすぐなのだが、ポルトガルの軍事基地になっていて、通行できない。道路の上の稜線に踏み跡があるのではと思ったが、茨が多くて歩けない。歩けたとしても、スパイと間違えられて逮捕か射殺だったかも。
下りは別ルートにした。展望台から道路を少し歩くと、左手、山の斜面に階段がある。ハイキングコースになっている。それを下りた。灌木の中の道で、まっすぐに海岸まで伸びている。下り切ると、元鯨加工工場(今は博物館と水族館)の道に出る。Monte da Guiaの付け根まですぐである。
ホテルまでの帰りをどうするか決めていなかったが、Monte da Guiaの展望台からMonte Queimadoに登る道が見えたので、とりあえずは(Monte da Guiaの最高点まで行けず、消化不良だったこともあり)、Monte Queimadoに登ることにした。
登り口はMonte da Guiaの付け根のほんの少し先、左手にある。これもハイキングコースになっていて、よく踏まれている。途中まで展望があるものの、頂上付近は灌木の林になっている。
頂上まで来ると、北つまり町まで下る道があった。この丘ではブドウが栽培され、ワイナリーがあったらしい。その跡を見ながら、狭い路地を抜けて町(オルタの港)に下りた。
写真はMonte Queimadoから見たMonte da Guiaである。右手が展望台(小さく建物が写っている)、左手が軍事基地のある最高点である。ハイキングコースは海岸沿いの灰色の建物のすぐ上から展望台のすぐ左手まで、直線状に設けられている。
20180722Monte da Guia.JPG

2018/07/22


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