川北英隆のブログ

プラスチックによる地球汚染

ESGに関して、実態を知らずして語るな、コンサルをするなと書いた(8/26)。僕にとっての環境調査ははるか昔からなのだが、その意識を深めた現場の写真をアップしておきたい。
前回(8/26)に急接近した中国の環境問題、峨眉山(1999年)と揚子江三峡(2002年)での環境に関係する写真である。会社からの出張でも何でもなく、個人で旅行したときに写した。
思い出すと、峨眉山へは、ラサを含めて7月初旬に旅行した。今は歴史で有名になった某DG氏に誘われた。相互会社にとっての株主総会に相当する社員総会の日が含まれていたこともあり、担当役員に「休みます」と事前に報告すると、「社員総会の日に部長が休むなんて、何を考えているのか」と叱られたが、最後は「まあええやろ」となった。良き上司に恵まれたと言うべきだろう。
三峡下りはダムが完成する直前だった。その時を逃してはほぼ永久に揚子江本来の姿を見ることができないと思い、株主総会を外しつつ、夏休みと称して個人旅行(手配旅行)した。年度末で会社を辞めることを上司に報告していたので気楽だったこともあろうか。
当時のカメラはデジタルではないので、現像とそのフィルムのスキャンを考えると「何でもかんでも撮る」わけにいかない。このため、ゴミ問題を意識して撮ったものの、適切なものは多くない。そこから、「これなら何とか」というのを選んでアップしておく。
峨眉山は山頂に建てられた金頂(要するにメインの建物の)の下、崖にへばりついたビニール袋である。よくわからないかもしれないものの、白(3つかな)や赤(右下に1つだけ)が崖を彩って?いる。この写真は崖の一部を拡大したものである。崖全体としてビニールゴミが目立ち、当時は著名な峨眉山が泣くと思ったものである。
三峡のゴミは川の水が黄河よろしく茶色いため(これも環境が激変した証拠なのだが)、峨眉山以上にわかりにくいのだが、写真の川の流れに見える白っぽいブツブツの多くはプラスチックのゴミである。三峡ダムの完成した今日、この大量のゴミをどう処理しているのか、大いに関心がある。なお、上部の半分トンネル状のものは昔からの通路である。
この他、ラサ郊外のゴミの山、サバンナのゴミ袋など、いろいろな写真がある。言ってもらえれば提供する。
20180829峨眉山金頂の崖.bmp

20180829揚子江三峡.bmp

2018/08/29


トップへ戻る