川北英隆のブログ

インド東部の文化と日本

インド東部国境付近を旅行しているとインドを感じない。とくにインパールでは、いわゆるインド人を見かけることが少ない。一方、コヒマには比較的アーリア系が多い。インパール近郊は農業が盛ん、コヒマ近郊は山岳地で農地が乏しい、これに関係するのかも。
インパールもコヒマもアジアの稲作文化圏である。米や豆などを作り、ニワトリや魚を食べる。市場に行けば、食料品売り場の商品は日本の昔に近い。
インパールの観光地として、Ema(イマ)マーケットを見学した。女性ばかりの市場だというのでコースに入っている。そもそもアジアのマーケットでは女性が働いている(男は遊んでいる)のだが、その特徴が極端に出ている。
そのマーケットで感動したのは、生きた淡水魚が多いこと、タケノコ(それを細かく裂いたもの)が売られていること、小さなクアイがあり、バナナの葉で包んだ納豆まで並んでいたことである。もちろん、調味料としてのトウガラシやニンニクがあり、冬瓜、蓮の実、クルミが並び、魚にはナマズが混じっているなど、日本と異なった部分があるものの、そもそも日本人的おばちゃんの陽気さが、昔の日本の店頭を思い出させてくれる。
稲は穂先だけ刈っている。魚の養殖池もある。山岳地帯では棚田で稲作が行われる。田の畔に他の食用植物(見たのはハト麦)を植える文化まであった。家畜は、鶏、豚、兎であり、ハツカネズミも見た。いずれ胃袋に収まる定めである。犬や猫も見たが、彼/彼女らが天寿を全うするのかどうかは定かでない。
大きな違いは狩猟の文化が強いことだろうか。とくに山岳地帯では動物性たんぱく質を狩猟で得なければならない。また、宗教はキリスト教的要素に染まっている。とはいえ、ベースはアニミズムだから、この点で仏教的要素に染まった日本の神道と同じではないかと思う。
写真はイマ・マーケットの米である。黒いのも米、 多少甘く味付けしてお汁粉のように食べる。
20181214イマ市場の米売り場.JPG

2018/12/14


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