川北英隆のブログ

インドのドライステートの酒

「ドライ」、「酒」と書けば、某社のビールをイメージするかもしれない。ドライステートとは、辛口の酒を出す、酒の通の州か。辞書を引けば出てくるように、dryには「辛口の」と同時に、「酒の出ない」という意味がある。インドのドライステートでは酒が出ない。
今回、インパールのあるマニプールも、コヒマにあるナガランドも、酒がない、正確には店で売ること、レストランで提供することが禁止されているドライステートである。
どうするのか。当然、日本から酒を持ち込む(旅行中、飲まなければいいだけなのだが、そうはいかない)。僕はウイスキーを持ち込んだ。純粋アルコールの量に゜換算して効率的だから。
実際はどうなのか。売店はもちろん、レストランでもアルコールが当たり前のようになかった。デリーはドライステートに属さないから、そこのレストランでビールを飲んだ。その後、人前では禁酒生活が続いた。
でも、実のところ抜け穴があった。ナガ族はアルコールを飲み、それを堂々と提供している。12/17に書いたナガ族の村で昼食を食べたとき、村の主がニワトリ、カレー、ご飯(これが長いコメではなく、日本風の、それよりも水分を含んだコメ)を提供してくれた。ついでにラム酒の瓶に入った白い液体を持ってきた、「何や」と聞くと、「ライスワイン」とのこと。要するに濁酒である。それを堂々とふるまってもらった(ツアーの代金に入っていただけかもしれないが)。
酸味が強いものの、コメの味がする。大学1年生の時(未成年やんか)、M君とT君と3人で冬の東北に旅行したことを思い出した。五戸から、M君の叔父さんで医者しているのに連れられ、十和田湖の農家を訪ねた。何しに十和田湖かというと、濁酒を調達するためである。なかなか美味かった。飲み過ぎ、翌朝、犬の鳴き声が狐のように甲高く聞こえた覚えがある。空気が冷たかったので、高い音に聞こえただけかもしれないが。
コヒマ観光のメインだった「ホーンビル=hornbill(サイの角、サイチョウ)」フェスティバルの会場でも、堂々とこの濁酒が売られていた。当然、飲んだが。
インドではメチルアルコールの入った酒類もあるので要注意である。今回の旅行ではナガ族を信頼して濁酒を飲んだ。普通は、ちゃんと相手を見つつ、アルコールを買い求めるべきだろう。
写真はナガ族の村で出てきた濁酒である。上で書いたように、ラム酒の容器に入っている。家の外でピクニック的に飲食をさせてもらった。
20181221ナガ族の村のランチと酒.JPG

2018/12/21


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