京都大学 産官学連携本部 川北英隆ホームページ

ジェラシュのローマ時代の遺跡

ジェラシュにはローマ時代の遺跡が状態よく残されている。入ると、遺跡の敷地の中に菜の花など、多くの花が咲き乱れていた。その花畑を縫うように遺跡を見学した。
ペトラもそうで、石積みが壊れたままのものも多かった。復元中なのだろうが、完成までに永遠に近い時間がかかるに違いない。
遺跡の一番奥にアルテミス神殿がある。神殿の多くの柱が当時のまま残っている。青い空を仰ぎ見つつ、「ここはどこなのか」と西洋とアラブとの長い歴史と激動とを感じた。その歴史が今も大きく動いている。ジェラシュまで来ればシリアも遠くない。
写真はジェラシュの遺跡（左奥にアルテミス神殿）と、今のジェラシュの町の眺めである。まだ平和が残っている。