川北英隆のブログ

やっぱり最後はヨルダン猫

どの猫を登場させようかと迷う。ワディ・ラムでのキャンプの夜、ワオワオ鳴いていた猫(そうだと思うの)にも、翌朝出会った。ペトラにもいたる所で猫と出会った。
写真を整理しても何枚も猫が登場する。本当に迷うのだが、意を決し、ネボ山の猫にする。
ネボ山とは、死海のすぐ上にある。標高800メートルである。死海がマイナス400メートルだから、標高差1200メートル下に、うっすらと死海が見える(言われれば、確かに水面だとわかる程度だが)。
ネボ山が有名なのは、預言者モーセの終焉の地とされるからである。2000年、ヨハネ・パウロ2世も訪れたそうだ。
どこに訪れる価値があるのか、仏教や山岳教に近い僕には理解できなかった。「山」と名付けられているのが唯一に近い値打ちか。でも、日本のどのお寺も「山」だが。
そのネボ山に猫が寝そべっていた(写真)。すっかり悟ったのか、観光客に動じず、深い瞑想ならぬ眠りにあった。「違う、悟りの瞑想やで」と反論されそうだが。
20190427ネボ山の猫.JPG

2019/04/30


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