川北英隆のブログ

群馬太田の金山を歩く1

群馬の太田ってどこ。その金山って何や。そういう程度のものだと思う。僕自身、友人のOから、群馬の太田高校を卒業し、その時代に登山部(ワンゲル?)に所属していて、よく金山でトレーニングしたと聞いていなければ、知る由もない。
群馬太田がどこなのかは調べて欲しいのだが、群馬県が鳥の形をしていて、太田はその嘴というか首というか、先っぽ付近にある。暑さ日本一を競っている館林の隣である。
その太田までどうやって行くのか。東武鉄道の沿線なのだが、その東武、東京近辺に住んでいると周知のように、ごちゃごちゃしている。鉄道の検索ソフトがない時代、どう行くのか調べるのに苦労しただろうと思うが、今の時代、すぐにルートが出てくる。
僕の場合、宿泊場所から地下鉄の日比谷線を使えた。「どうせくそ暑いだろうから」というので、早朝の時間帯を選び、その最寄駅から太田までのルートを検索した。すると、東武動物公園を越えて館林まで東武伊勢崎線を使い、そこで東武小泉線に乗り換えるようにとの指示だった。
昼間は、太田は東武伊勢崎線の駅なので、ほとんどの場合、その線一本で行き来できるようだ。ただし、太田と北千住までの間、東武の特急「りょうもう号」(赤城と上野の間を走る特急かな)に乗らないかぎり、伊勢崎線の途中駅で何回か乗り換えとなる。
で、その特急を使うと2200円程度の運賃となり、普通のみの運賃1100円程度から倍近くに跳ね上がる。「1000円あれば昼飯が食えるしね」と、思案のしどころである。
群馬太田、Oから聞いたところによると、群馬の中心(前橋付近)とは文化が異なり、どちらかといえば埼玉の熊谷に近いとか。確かに、利根川を挟んで熊谷はすぐである。
人口22万人、群馬では高崎、前橋に次ぐらしい。意外に大きな町である。というのも、スバル(富士重工業)の主力工場がある。戦前、中島飛行機(富士重工の前身)があり、敗戦を経てアメリカの命に基づき、飛行機の町から自動車の町になったわけだ。この関係か、外国人労働者の多い町(地域)としても有名らしい。
確かに駅は立派だった。駅の周辺には高いビルも建っている。ビジネスホテルもある。「でも・・」と思うのが、ドンキの黄色いビルが駅の南口、表玄関に見えたことである。
目指す金山は駅の北側にあるから、南口には寄らなかった。それで南側は不確かなのだが、北側のメインの通りは寂れていた。Oに聞いたところ、やはり寂れているとか。自動車産業、生産はともかく、国内の販売がふるわないため、関連会社が衰退しているのだろう。駅の北側、歩いて数分のビジネスホテルが1軒、潰れたようで、不動産会社の管理物件になっていた。
写真は群馬太田駅の北口である。北口は何もないに等しい。中央右、奥に見える黄色いビルが南口のドンキである。
20190911群馬太田の北口.jpg

2019/09/11


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