川北英隆のブログ

スマホのダラダラ何でやねん

最近のスマホ中毒人種、ますます酷くなっている。電車のホームに落ち、交差点で車にはねられ、マンホールか肥壺に落ちて「死んだらええのに」に言いたいのだが、そんなことを言い放っていると吉本新喜劇の秋田久美子みたいに脇に追いやられるかな。
それはともかく、電車のホームや交差点は慣れてしまった感があるのだが、まだ慣れないのが混雑している通路、階段、さらには電車の乗り降りの時、スマホを見ながら行動する輩である。
なにを確認しているのかと覗いてみたら、ゲームをしているのが多い。そんなん、「あの世に行ったらいつでも好きなだけできるで」と思う。
そんな奴ら、どうせ普段は勉強や仕事をダラダラしているくせに、電車に乗っている時間や歩く時間は惜しむようにゲームをしているのだろう。碌な顛末にならないとは思うものの、その碌でもない人生のとばっちりを周囲にまき散らしてもらいたくないものだ。
こっちは急いでいる。電車のドアがしまろうとしている。「アンタのゲームの犠牲になりたくない」。それとも、誰かを犠牲にしたら、ゲームで賞金がもらえるのだろうか。
で、この数日思っているのは、そんなのをみかけたら「何でやねん」とイカれたオッさんを真似てつぶやくにかぎると。いろいろと手を考えてきたのだが、正面突破を試みると、ホンマにイカれた奴らに何をされるかわからない。
知り合いのDさん、剣道の段持ちで、正義感が強かった。ある日、ある会合(山の会)の時間に遅れて僕が会場だった建物に着いたところ、Dさんが、少しアルコールが入っていたのか、ふらふらと建物から出てきたのに出会った。その姿が僕にとってのDさんの最後だった。聞いたところでは、その日、大怪我をして自宅にタクシーで戻り、そのまま意識不明になったそうで、数ヶ月して亡くなった。何があったのかは確認できていないそうだが、多分、乗換駅の渋谷かどこかで、ふざけていたチンピラに注意をしたのだろう。いくら剣道の達人でも多勢に不勢、しこたまやられたに違いないと僕は思っている。
スマホの輩もチンピラに近いのが多い。正面突破を試みると何があるかわからない。せいぜいイカれたオッさん風に、吉本新喜劇の今別府風に、「何でやねん」とつぶやくにことだろう。それでも文句をつけられたら、「アンタに何でやねんと言うたわけやないで、何か何でやねん的なことをしてたんかいな」と、とぼけるのかな。
ほんま、変な輩が新型コロナウイルス的に増殖している日本、何でやねん。
秋田久美子(今は秋田くみ子とか)、今別府とかを知らないのなら、検索してねだ。

2020/01/24


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