川北英隆のブログ

コロナちゃんが京都に朗報を

研究室に寄って仕事をした。昼になり、行きつけの店に出向いたところ、途中、ある店のドアに目がいった。10年ほど前、何回か学生と夕方に入った店なのだが、最近では中国人の団体が大勢押し寄せているため、敬遠気味だった。その入口に何やら張り紙がしてある。
写真がそれである。
通りの反対側の風景がガラスに反射していて読みにくいものの、「コロナウイルスの影響により、2/1から3/31の間、販売時間を変更する、昼はやらない」と書いてある。店を当分閉めるのかと思ったものの、昼の弁当だけを止めるらしい。
確かに、これまでの昼、店先に弁当が山積みになっていた。300円台で買えたはずで、安い。昼も中国人とおぼしき団体がたむろし、よく利用していた。その団体が来ないと弁当は売れないだろう。
京都市内をはじめ、観光地からから中国の団体が消えている。カミさんに言わせると、四条界隈のドラッグストアには中国人の一団が、マスクを求めているのか、時々集まっているらしいのだが、それ以外はほとんど見なくなったと。中国人と見えるのも、正確には台湾人の可能性が高い。
ある教員と話していると、嵐山界隈も閑散としているとか。僕の経験もそうで、先日、京都国立博物館に出向いたところ、やはり閑散としていた。先日歩いた姫路も、観光客がほとんどいなかった。
そこで思う。そうだ、京都に行こうと。最近の京都は観光客が多すぎて、有名の場所に行くと大変な目に遭う。だから、敬遠していた寺院や神社が多い。今がチャンスである。
同じようなチャンスが2011年にもあった。東日本大震災の直後、「都をどり」をゆっくり鑑賞できたことがある。
知人の一行と一緒に貴船で昼食を食べていると、一人が「都をどりを見たいわ」と、思いつきで言った。「当日やし、無理では」とコメントしたのだが、「とりあえず電話で申し込んでみる」という。と、「入れる」と。後で聞くと、かなりいい席で見られたらしい。その知人にならい、わが家も後で見に行った。
ということで、このブログを知っている日本人に秘密の朗報である。今が京都のチャンスである。僕自身、明日にでももう一箇所、有名所に行って確かめようと思っている。
20200206桃次郎の弁当中止.jpg

2020/02/06


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