川北英隆のブログ

東京に突撃したところ

昨日、用事があったので東京に出かけた。京都の地下鉄、新幹線、東京は歩きという手段を使って移動した。結果はと言うと、京都も東京も思っていた以上に空いていた。
自宅から京都駅まで、どうしようかと迷った。天気予報が雨だったこともあり、6時台の新幹線を予約し、地下鉄で京都駅に行くことにした。京都の地下鉄は市長に誠意がなく、朝の本数を増やしてくれていないから、7時台はえらく混んでいる。6時台は微妙なので、半より前の地下鉄に乗れるようにした。
結果は、予想以上に空いていて、マスクをしてないオッさんを避けて立つことができた。「オッさん、マスクをせんで自分が感染するのは自業自得やし、何にも言わんけど、他人にウイルスを撒き散らすのだけは堪忍やで」と言いたい。
スマホ歩きの兄ちゃんや姉ちゃんに向かって言う台詞とほぼ同じである。「事故るのは勝手けど、他人を巻き込まんといたってんか」。
新幹線はもっと空いていた。空いてる列車の、空いてる号車を狙っているとはいうものの、今日は異常で、僕の号車にはもう1人が乗っているだけだった。彼は品川で降りたので、その後、その号車は貸し切りになった。
もう1つ、空いている新幹線の欠点は、物音が大きく聞こえることである。適度な乗客がいる時以上に車両がきしむように思った。乗客の出す小さな音が、「塵も積もれば」的に大きくなり、車両のきしみ音を消しているのかもしれない。
そうそう、乗客が非常に少なく、外人なんているわけないのに、車掌が性懲りもなく英語みたいなアナウンスを撒き散らしていた。
東京に近づき、並行して走る在来線を見ていると、まだ9時前の通勤時間帯だというのに空いていた。座席に一人おきくらいに座っていて、多分詰めて座るのが嫌なのだろう、立っているのもパラパラいた。
街も歩いている人数が少ない。よく食べに行く店も「しばらくの間、臨時休業」だった。賑わっているので、休む体力があるのだろうか。もう1店、よく行く蕎麦屋は昼食時のみ開けているようだった。
東京での用事は1件のみ、とんぼ返りした。新幹線、帰りの号車は完全に貸し切りだった。僕の号車で見かけたのは、車掌が2人、警備員が1人、ワゴンの売り子が1人のみである。通常なら至れり尽くせりのサービスなのだが、コロナの問題からすれば、「そんなに来んといてくれや」というところか。
それに、ワゴンの売り子、京都までの間に2回来たのだが、何か売れたとは到底思えない。給料はどうなるのかと少し心配である。
京都の手前から車内を歩いて階段に近いドアに向かった。各号車とも2名から多くて6名くらいの乗客だった。東海道新幹線、今まで大儲けだったから仕方ないと思うが、今日の状況では今までの利益を少し吐き出したかなと推測する。

2020/04/21


トップへ戻る