川北英隆のブログ

東大卒は賢いか-2

「東大や京大などの有名校の卒業生に、賢くないのが結構混じっている」と書いたら叱られた。「そこまで酷くないやろ」とのこと。反省して、サラリーマンをやった頃に誰が上司だったのかを思い出してみた。と、東大卒、京大卒の諸先輩のお世話になっていた。
この20年から30年間、誰がどの大学を卒業したのか気にしなくなっている。「少し変やな」と思った時に気になる程度か。
サラリーマンになり、3年経過後に東京に行かされたのだが、その頃は卒業した大学を気にしていたと思う。当時の知り合いについて、比較的ちゃんと誰がどの大学を卒業したのか覚えているから。もっとも、50歳前後から物忘れが酷くなり、この20年間のことが頭に入ってないだけかもしれないが。
サラリーマン時代の、出向時を含めた上司の顔を思い出すと、京大、東大の順に卒業大学が多い。サラリーマンをしたのが、元々は関西の企業だから京大が多いのだろう。
それで大学に分けてイメージしてみると、東大卒の上司は取り付き難い印象が強かったように思う。どっしりしていたとも言えるか。悪く言えば面白味がない。これに比べ、京大卒の上司はバリエーションに富んでいて、発想の点で面白かった。当時の京大のカラーを象徴しているようだ。
直接の上司から、もしくは間接的な上司から学んだことも多い。誰から一番多くを学んだのかを思い出すと、出向していた当時の東大卒の上司だと思う。調査や推論の仕方はもちろんのこと、私的なことでも影響を受けた。そういえば、サラリーマンを辞める直前の上司も東大卒、僕が辞めるまでの1年間近く、自由に活動させてもらった。
ということで、「そこまで酷くないやろ」との声はやはり正しいような。とはいえ、学歴だけで能力が決まるわけでない。日本の大学は、とくに文系は、入りさえすれば後は遊んでいても卒業させてくれるのだから。
アメリカの大学に入り、Ph. Dを取得するまでアメリカで学んだ友人に言わせると、日本の大学は甘すぎる、だから欧米や今では中国にまで遅れをとってしまうのだと。クイズ頭的な記憶力と要領の良さだけでは、時代の急速な変化に対応できないのは確かである。

2020/05/15


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