川北英隆のブログ

携帯用バッテリーを買う

山歩きでの位置確認、国土地理院の地形図をベースとした地図をスマホに取り込んでおき、現地ではGPSを使う方法にほぼ完全に変わった。この方法はきわめて便利なものの、実は不便な点もある。だから補助手段も必要である。
地形図のソフトはいくつかあるのだろうが(調べていない)、僕の場合はGeographicaというのを使っている。これといった不便はないのだが、パソコン上で最大限に拡大するのと比べ、一段階低い図しか表示しない。このため、複雑そうな場所であれば、事前にパソコンで調べておく必要がある。
歩く予定の場所の地形図は、Wi-Fi環境の下、事前にスマホに取り込んでおく。その地図を現地では「機内モード」で使う。こうすれば、通信容量の節約になり、かつ現地での電池の消耗が多少軽減される。
それでも今のスマホは、1日歩くと、電池容量の半分以上を使ってしまう。ある時、機内モードにするのを忘れていたところ、ほとんど使い切ってしまった。
スマホの利用には、GPS機能以外にカメラ機能もある。時には、頂上や昼食時に機内モードを外し、メールを確認することもある。
平地に近ければ、山頂であれ、通信が可能である。Zoomもインストールしてあるので、山頂で会議も可能である(山頂ではまだ会議の経験がない)。
それやこれやで、電池切れの心配から開放されるようにと、携帯用のバッテリーを買うことにした。アマゾンでいろいろと探したのだが、結局は軽さ(200グラム弱)に引かれ、SanDony製の12000mAhのものを買った。2200円しなかった。
いずれにしても安いのは中国製だから、粗悪品の混じっている可能性がある。買った製品、アマゾンでの評価の件数が多く、かつ評価点数が比較的高いのも魅力だった。フル充電で送られてきたため、今のところスマホへの充電しか行っていないが、順調に機能している。3回くらい充電できそうである。
もっとも、1日の山歩き程度ならともかく、数日にわたって山に入るのになら、紙ベースの地図も念のために必要だろう。有名な山域ならガイド地図が売っている。そうでないのなら、地形図を紙に印刷しておくのも有効だろう。
当然、読図の技術も求められる。GPSに頼るにしても、GPSが絶対に正確なわけでもない。道の記号がなければなおさらである。とはいえ、GPSの速度と精度が上がった現在、どこで読図の技術を習得するのかも大きな問題となる。難しい時代である。

2020/10/17


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