川北英隆のブログ

墓谷山を往復する

横山岳から三高尾根を峠(鳥越峠、500メートル)まで下り、林道工事の現場を過ぎ、南へ少し登り返すとコエチ谷への下山道を左手(東)に分ける。時間を確認し、目の子で墓谷山往復1時間程度として、杉野農協前15.09分発のバスに十分間に合うと判断した。
墓谷山(738メートル)への道が悪くないことは事前に調べてあったが、予想以上に良かった(とはいえ直登なので、濡れていると滑りやすい)。尾根を南西に登っていく。林は植林から広葉樹に変わっていく。
途中、ふいに「こんにちは」の声がした。道の横からカメラを横山岳に向けている男性だった。墓からの幽霊ではない。
何故、墓谷山なのか。杉野の手前から見ると整った三角形の山である。杉野富士とも呼ばれている。それなのにと思ってしまう。確かさはともかく、ネットで調べると、「山頂に塚があったとか、(杉野の)南卦寺で葬ることができなかった死者をこの山に葬った」とのことらしい。
それはともかく、振り返ると、三高尾根から横山岳の姿がいい。599メートルの標高点の手前である。
標高点を過ぎるとしばらく道が緩やかになる。小ぶりながらブナなどの広葉樹の道である。小さなピークを越し、急登すると墓谷山の頂上に着く。
広葉樹林の中のピークで展望はない。南東側と西側の尾根に踏み跡程度の道がある。南東の尾根を下れば杉野に行けそうに思えた。実は降りたバス停のすぐ横に墓谷山への道標もあった。しかし、事前に調べていなかったことと、バスの時間があるので変に薮中に突っ込みたくなかったため、往路を戻り、コエチ谷経由で杉野に出ることとした。なお、帰ってから調べると、滑りやすい急登があるとか。鳥越峠と頂上の道よりは良くないのだろう。
コエチ谷の分岐から墓谷山まで、登り30分、下り25分だった。
コエチ谷への下りだが、分岐からしばらく、小さな尾根の上を歩く。最初、その尾根へトラバース気味に下る箇所があり、道が細くなっている。注意が必要である。尾根に入ると急な下りになるが、補助ロープもあり、整備されている。
下に堰堤が見え、その堰堤の手前で沢を渡り、林道に入る。後は網谷の分岐まで下るだけ。網谷からは朝歩いた道となる。
朝に分岐を通過してから戻るまで4時間40分かかった。加えて、コエチ谷分岐と杉野の間は片道25分くらいである。
バスを30分程度待ち、貸切で木ノ本駅まで戻った。15時台だったので、北陸本線の電車は1時間に1本しかない。ここでも30分以上待ち、京都駅に着いたのは17時半を過ぎていた。やはり山深い。
おまけである。この山域にはサルが多かった。三高尾根の途中、コエチ谷の堰堤、そして杉野の北の外れで、計3つの群れを見かけた。人を見たら逃げてくれるので助かるのだが、杉野に入る手前では舗装道路に人のに似た糞が落ちていた。「僕のと違うで」と言い訳の紙を横において置かないといけないくらいだった。紙を置いたら、余計に紛らわしいかな。
上の写真は横山岳の手前の稜線から見た三高尾根と墓谷山である。背景に余呉湖と琵琶湖が写っている(ネットの写真で判別するのは難しいが)。下の写真は墓谷山の山頂である。
20201029横山岳かの墓谷山.jpg

20201029墓谷山.jpg

2020/10/29


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