川北英隆のブログ

コロナをかわし横浜中華街へ

東京で仕事があったので、ついでにと横浜中華街に出かけた。京都は中華の僻地、これという中華に出会えていないためである。ついでに中華の朝粥も食べたかったので、中華街近くのホテルを予約した。GoToキャンペーンを使わなくても、付近のホテルは高くない。
僕が嘆く度に、京都にもちゃんとした中華があると教えてもらうのだが、遠かったり、好きな種類の料理がなかったりする。そこで機会を見つけては東京や横浜で食べている。コロナの影響以来、ちゃんとした中華を食べていなかったので、今回は意を決した。昨年の秋が最後だったか。
とはいえ、計画段階ではそんなでもなかったのに、実行段階ではコロナが第3波に突入していた。リスクをできるかぎり減らす工夫が必要となる。
まず、京都から新横浜へ、そして新横浜から中華街への移動である。新幹線は平日の昼過ぎに乗った。一時ほどではないものの、そこそこ空いていた。新横浜からは横浜市営地下鉄を使ったが、これも一人置きに座れる程度だった。若い姉ちゃんが2人、ガハハハと喋っていたが、彼女らは一応マスクをしていて喉○○○を見せてなかったし、少し離れていたから、そんなに心配する必要もなかった。
中華街はそんなに混んでなかった。店の人が喋っているのをふと聞いたところ、「今日は人出が少ない」とか。感染者が増えたので自粛ムードに入ったのか。
いつもの広東料理の店に行き、いつものように蒸した魚を中心に食べた。やはり美味かった。翌朝、7時から空いている朝粥の店で食べた。「朝粥、こんなものか」と思ったものの、目先が変わって良かった。
朝食後、東京に出る手段をどうしようかと少し考えた。9時半過ぎに東京駅に着かないといけない。混雑を避けるため、横浜駅までタクシーを、横浜からは東海道線のグリーン車を使った。グリーン券をみどりの窓口で買うのに少し並んだ。
9時少し過ぎの東海道線は結構混んでいた。グリーン車もギリギリで座れた程度である。乗ってしまうと東京駅までそんなに時間はかからないので、グリーン車のデッキで立っていてもいいのだが(グリーン乗車券は必要)、グリーンの名に反するように思える。
東京での用事を済ませ、当日の夕方を避けて翌日の昼過ぎの新幹線で帰った。22日、23日と休みだから、観光のための移動で通常の昼間よりも混んでいたが、無事京都に戻れた。
思うに、政府の政策として密を避けるには、まずは祝祭日を減らすことである。そのうえで、有給休暇の日数を増やし、その消化率を強制的に高めればいい。連休を増やし、移動を促すなんて、旧態依然とした政策から離れるべきである。そういう議論が政府内で出てこないのだろうか。

2020/11/23


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