川北英隆のブログ

妙見山へ

京都から阪急宝塚線の川西能勢口駅を経て能勢電鉄への乗り換えまで、10月の剣尾山と同じ電車を使った。楽なコースなので少し後でもいいのだが、前回の記憶、「空いていて心配がなかった」が大きく影響した。もう少し書くと、5時少し過ぎの阪急京都線に乗った。
前回しくじった能勢電鉄への乗り換えにも成功した(脳味噌が正常に働いているのなら当たり前やろ)。
京都から妙見口まで1時間50分かかる。電車の多くが各停なことと、阪急を十三で宝塚線に乗り換えるのに14分待つことによる。昼間なら1時間30分弱である。
妙見口で降りたのは、電鉄会社的には4.5人(0.5人は幼児)違うか、幼児は無料だろうから4人だった。外は寒かった。7時少し過ぎだったから仕方ない。手袋を忘れたことを少し後悔したが、冬の低山に手袋をしたことがない。少し歩けば体が温まる。
駅前から北に続く道を歩く。花折街道と呼ばれ、妙見山への参道である。かつて駅前付近は門前町として栄えたらしい。今は観光ルートとして再開発中らしいが。
駅から緩い坂道が続く。やがて国道477号線に出る。交差点の向かいに道標があり、そこが上杉尾根の入口である。
民家の横を通り、コンクリートの舗装道路を歩くと、すぐに左手、山側に上がる。水道施設(だったと記憶している)で舗装が終わり、そこから先が参道となる。大きなクヌギが何本も生えていて、根元が太い。薪や炭用に切られ、そこからまた幹が出てきた証拠である。里山特有だろう。
参道はクヌギの目立つ広葉樹林の中を登っていく。道は太いのだが、よく使われているから、中央が大きく溝状になっていて歩きにくい。適当に道の横を歩く。
途中、半分壊れた常夜灯や茶屋跡がある。妙見山の頂上付近(ロープウェイ駅)が見える。南側が開けると六甲山が大きい。
勾配が緩くなり、尾根が北に向かう。所々、植林もあるが、多くはクヌギをはじめとするカシ類や赤松の樹林である。最後に一登りして妙見山の山頂駐車場に着く。
妙見山は正月に賑わうらしいし、夏は納涼のようである。残念ながら、今回は冬野、それも朝の8時過ぎ、店も開いてなかった。
カミさんの父親に連れられて来たのが42年前だった(年齢が判ってしまうな。って、バレバレか)。それも正月だった。賑やかだった記憶はあるのだが、前日に正月気分でしこたま飲んでいたので、頂上まで本当に行ったのかどうかは怪しい。
今回、鳥居をくぐり、道標に従って右手に入り、頂上の三角点に達した。展望はなかった。多分前回は頂上の寺院に達して満足したのだろうと、そこで思った。
問題は、ここから縦走路へどう出るのかである。東側に車道があり、まずそれを目指さないといけない。その車道は鳥居付近を起点としている。そこまで戻るのも面倒。地図を見ると、車道から頂上へと破線路がショートカットしている。その破線路を下り、車道経由で縦走路に入ることにした。
上の写真は上杉尾根の登り口のクヌギである。上で書いたように根元が太い。下は上杉尾根からの六甲山である。
20201127里山のクヌギ.jpg

20201127上杉尾根からの六甲山.jpg

2020/11/27


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