川北英隆のブログ

笠取山を越える

黒出から西笠取へと歩く。途中、キダチダリアがたんさん植わり、満開だった。付近で流行っているようだ。右手に(西笠取)清瀧宮がある。それを過ぎると車道が分岐する。左手の山に向かう道、笠取山方面へ峠道をとる。かつての巡礼道である。石の道標が点在する。
この付近から、正面に笠取山付近、後方に本宮ノ峰方面が見える。
車道がヘアピンを描いた先で右手に道が分岐する。人家の玄関先に行くだけのようだが、これが昔の巡礼道である。最初の人家を過ぎ、すぐに左手に折れると巡礼道らしい地道になる。今はあまり踏まれていないようだが。
広葉樹の混じる樹林の中を登る。何箇所か分岐があるが、広い道を上がればいい。送電線をくぐると、地形図では南北に道が分かれるようになっているが、右(南)に踏み跡らしいものはなかった。少し遠回りだが、そのまま北東に登る。すぐに車道に出る。笠取山の稜線に付けられた車道である。
車道を南に下る。左手の谷側に大きな施設がある。木材を加工しているような雰囲気だった。車道が登りになると、左手に笠取山(370メートル)のピークの、こんもりとした森が見える。
どう登るのか、車道は笠取山の西側を切り通しているため、ピークの西側から直登できないようだ。そこで、ピークの北側、切通しの始まる箇所から登ることにした。最初は切通しの上部を歩きつつ踏み跡を探したが、それらしきものがない。そこで適当に尾根をたどり、頂上を目指した。ヤブだが、広葉樹林の中なため、比較的歩きやすい。
頂上には山名のプレートが何枚かあった。展望はない。切通しから10分とかからない。
往路を戻り、登ってきた分岐を過ぎ、車道をそのまま歩くと峠である。
峠には西笠取からの車道が上がってきている。その南側、少し下に(東笠取)清瀧宮があった。せっかくなので寄り道した。先に写真をアップした神社である。樹齢200年とかいう大きなサカキがあった。
峠から東笠取に下る。果樹園(ユズ?)が出てくると、右手に下る道がある。これも昔の巡礼道である。それを下り、村落の下部に出る。峠からの車道に戻り、少し歩くと分岐に出る。左手が岩間寺方面である。道標が整備されているので迷うことはない。
ここまで、黒出に下りてから80分だった。
写真、上は笠取山への登りから見た本宮ノ峰方面、下は笠取山の山頂である。
20201212本宮ノ峰方面.jpg

20201212笠間山.jpg

2020/12/12


トップへ戻る