川北英隆のブログ

鳥見山と外鎌山を歩く

M君と1ヶ月ぶりに奈良の山を歩いてきた。今回は桜井市の中心部からすぐ南にある鳥見(とみ)山、245メートルと、その東隣の外鎌(とかま)山、292メートルである。いずれも大和三山よりは高い。
鳥見山は以前から知っていた。外鎌山は知らなかった。今年の春、初瀬から眺めて知っただけである。2つを合わせ、冬のハイキングとしてぴったりだと思えた。
ルートはというと、桜井駅で降り、桜井の南側、かつての桜井の中心街を歩き、等彌(とみ)神社に出た。この神社、名前が表すように、鳥見山の登り口である。鳥見山の山頂は霊畤(れいじ、まつりのにわ)とされ、神武天皇の大嘗祭(新天皇の即位の儀式)が行われた場とされている。
その鳥見山の頂上から東に下り、忍阪(おつさか)に出て、麓にある舒明天皇陵などを見つつ、外鎌山に登った。下山路として、外鎌山の北側に開発された朝倉台から近鉄朝倉駅に向かうコースをとった。朝倉台は、かつての外鎌山の北麓を切り崩して開発されたようだ。
歴史の一場面を垣間見つつ、適度な運動になった。西風が冷たかったものの、まだ紅葉も残っていたし、外鎌山からは奈良盆地もよく見えた。
桜井駅から朝倉駅まで、3時間半だった。
上の写真は鳥見山の登り口、「霊畤」の文字がある。下は外鎌山から見た奈良盆地である。遠くには、右から二上山、葛城、金剛が見える。真ん中に大和三山がある。耳成山(右端)と畝傍山(中央)はお椀のようで、よくわかる。畝傍の少し左、皿を伏せたようなのが香久山である。その香久山の左というか、一番手前に大きく見えるのが鳥見山である。
20201215鳥見山登り口.jpg

20201215奈良盆地の展望.jpg

2020/12/15


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