川北英隆のブログ

飯道山へ

東海道本線で草津へ、草津から草津線で貴生川に行き、貴生川で信楽高原鉄道に乗り換える。ICカードは貴生川のホームにある改札機を使って出場する。信楽高原鉄道は現金払いなので。12月の笹ヶ岳と同じ列車に乗ったところ、乗客の一人を見知っていた。通勤なのか。
紫香楽宮跡駅で降りる。駅前を西に向かい、線路と国道を渡り、新興住宅街を抜ける。いしつもながら新興住宅街はややこしい。道が必要最小限にしかないから。
住宅街を抜けると県道に出る。南に少し下がり、右手に入ると紫香楽宮の跡である。聖武天皇の時代(742年)に造営された寺院の跡ではないかとされているとか。
宮跡から飯道山への行き方を少し迷った。飯道神社に西側から入るのか、東側から入るのか。前日の夜に宮跡から行こうと計画したものだから。東側からだと国道を歩かないと行けないので、県道を歩く西側からに決めた。
県道に沿って宮跡の東側を下り、高速の下をくぐり、県道と分かれて村中を通る。この付近、史跡が多い。飯道山、大納言、阿星山の連なりが一望できる。その中で飯道山が一番鋭角的である。村を抜けると県道に戻るが、そこが飯道神社への参道になっている。大きな鳥居がある。
参道だが、最初はゴルフ場に沿っている。ゴルフ場が終わると広場(駐車場)があり、鳥居に護られた石段がある。急な参道であるが、植林の下草、笹が美しい。地蔵があり、その上で石垣(坊の跡)が現れる。その上で車道に出る。大きな鳥居をくぐり、飯道神社に参る。奥の大きな岩(覗岩)に上がると平野部の展望がある。
鳥居の下まで戻り、脇の石段を上がると飯道山への登山道である。板の階段を上がる。30年前、父親と登った時には新しかった階段も、今回は腐っていないかと心配になった。
坊跡を見ながら緩やかに上がる。頂上には西側から着く。
三角点がある。少しだけ雪が残っていた。展望はあまりない。30年前には見晴らしが良かったように記憶している。
写真、上は飯道山の山頂、下は登る途中の地蔵宿のお地蔵さんである。
20210301飯道山山頂.jpg

20210301地蔵宿.jpg

2021/03/01


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