川北英隆のブログ

女性対ええもん、わるもん

ええもん、わるもん、関西の言葉だろう。善い人と悪い人に近いのだが、少し違う。人間を善と悪の2つに分けるのだが、完全に対立しているわけでもなく、溶け込んでいる部分もある。この言葉を思い出したのは、最高裁での夫婦同姓を合憲とした判断である。
6/23、再交際ではない最高裁の判断によると、「夫婦別姓を認めない民法の規定は合憲」だそうだ。6年前にも同じ判断だった。ただし違憲が4名いて、「ええもん」だった。残りの11名が「わるもん」だ。でも、その11名が裏も表も腹の中も、すべてが悪者ではないだろう。
同姓を共用するのは「家」を守ろうとする意識、男文化の意識が、お偉いお年寄りに根強いからだろう。結婚すると、夫婦の片方が名字を変えないといけないという理屈がよく理解できない。もしも、女性の姓に合わせるのが日本の風習であれば、最高裁はどう判断するのだろうか。
調べたところ(信頼性は不確実ながら)、次のサイトに各国の状況がある。
夫婦同姓しか認めていない国は珍しいようだ。いいとこ取りをして、「世界では」と主張しながら、別の場面では「日本独自の文化」を主張するのが、日本独自の文化なのだろうか。
女性は怒らないといけない。怒りは最高裁判事の国民審査(最高裁判所裁判官国民審査)でぶつければいい。そこで、女性にとっての「ええもん」と「わるもん」を記録しておく。カッコ内は出身職業である。
ええもん:
宮崎裕子(弁護士) 三浦守(検察官) 草野耕一(弁護士) 宇賀克也(学者) 
わるもん:
大谷直人(裁判官) 池上政幸(検察官) 小池裕(裁判官) 木澤克之(弁護士)
菅野博之(裁判官) 山口厚(弁護士・学者) 戸倉三郎(裁判官) 深山卓也(裁判官)
林道晴(裁判官) 岡村和美(行政官) 長嶺安政(行政官)
なお、最高裁判事の名前と、関わった裁判の一覧は次の裁判所のサイトにある。
以上の「ええもん」「わるもん」リストを見てわかるように、「ええもん」に裁判官出身と行政官出身がいない。確か「1票の格差裁判」に関しても同じ傾向だったと記憶している(間違ってたら御免なさい)。
最高裁判事まで出世する裁判官や行政官には、政府にとっての良い子しかいないのだろう。退職近い年齢に達する途中で反抗すれば、最高裁判事にしてもらえないに違いない。しかもこの2つの出身で8名、定員15名の過半を占めている。この意味で最高裁判事は、三権分立といいながらも行政から独立していない。

2021/06/25


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