川北英隆のブログ

長坂山を越え赤目に戻る

百畳岩かの下部から表示にしたがって左に折れ、山に上がる。最初は古いゴミが土から現れている。道を整備する時に渓谷のゴミを埋めたのだろうか。最初から急登である。木製の階段が付けられている。
広葉樹の多い林になり、尾根上を登るようになる。右側(西)が急斜面になっている箇所を過ぎ、尾根が広くなってくる。標高600メートルの小さなコブ(県境の手前)に到達する。本日の最高点である。里見峠との標識がある。ここから木の間越しに西の展望があり、笠間峠、室生の深野の集落、一等三角点のある神野(こうの)山が見えた。
その先、標高600メートルを前後して南に歩き、奈良県側に入る。植林になり、西に下る。下りが急になると林道に出る。出た箇所で林道が沢を横切っている。この沢はすぐ北側で滝(大日滝)となり、赤目の渓谷に落ちていく。
150メートルほど林道を西に上る。右手に長坂山への標識がある。林道と別れ、長沢山へと続く尾根に入る。最初は植林だが、すぐに広葉樹林になる。大きなヒノキが数本生えている。小さなピークを2つ越え、少し下ると北から東にかけての展望が得られる。歩き始めた滝入口の建物、赤目の渓谷(森が茂っているため谷筋は見えない)、香落渓の山々、遠くに青山高原の風車群が見えた。ただし足元が切り落ちているので注意が必要である。
展望を楽しんだ後、5分足らずで長坂山の山頂だった。三角点(584.7m)があるだけで、広葉樹林に覆われて展望がない。ほんの少し西に下ると林の隙間から額井岳(大和富士と呼ばれる)が見えたので、そこで昼食にした。
食事の後、尾根をさらに西に下った。名張市内が見えた。その先から長坂山の主稜から外れ、北尾根を下る。標高400メートル付近で、その北尾根から西に外れるように下る。じきに沢にぶつかる。その沢沿いに北に向かって下ると、すぐに赤目滝と竜口を結ぶ車道に出る。
思ったほど急な下りの箇所もなく、あっさり下り終えた。道も標識も整備されている。ただし逆コースの場合、車道から山に入る付近に標識はなく、赤いテープだけである。
車道を東に下り、橋を渡ると、タクシーで運んでもらった車道である。すぐに赤目滝のバス停に戻れる。朝にガラガラだった駐車場が満車に近かったのには驚いた。
料金所まで行き、サンショウウオを見学した。朝に購入した入域証で再入場できる。赤目自然歴史博物館(赤目の自然を案内している)にも寄りつつ、バス停に戻った。14.40発の赤目口駅行きに乗れた。
上の写真は長坂山の山頂である。下は青山高原である。発電用の風車が白い縦の筋としてたくさん並んでいる。
20210829長坂山山頂.jpg

20210829青山高原の風車群.jpg

2021/08/29


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