川北英隆のブログ

高雄山を往復して嵐山へ

峰山からは栂尾高山寺のすぐ南に下りた。高山寺をまともに拝観した記憶はなく、今回もまたパスして神護寺まで歩いた。最初の300m近くは国道を使わざるを得ない。狭いから混雑する道路である上に、ダンプも通る。クマに出会うのと同じ程度に危ない区間である。
右に神護寺への分岐を見て安心する。坂道を下り、西明寺への橋の袂の自販機で飲み物を補給しつつ休息する。
もう少し清滝川沿いを歩くと神護寺への石段である。それを上がる。観光客がちらほらといる。楼門が修理中だった。門の左手で拝観料(600円)を収め、境内に入る。少し見学した後、金堂の前に上がり、横手から高雄山を目指した。
高雄山への道をネットで調べたところ、清滝川の支流から山の斜面を直登した記録が見つかったものの、寺の境内からのものはなかった。「物好きしか登らない、だから変な道」との先入観があったため、「とりあえず高度差100m程度しかないし」と、踏み跡的な道を登った。これが間違いで、シダの密生する斜面を登る羽目になった。最後は342mのピーク(地形図上の高雄山)の南側を東西に巻くように付けられた「良い道」に出た。
その道を西に歩くと、性仁親王陵墓に出る。京都市内(遠くには京都タワー)が見えた。横に文覚上人墓があり、その横の踏み跡を少し上がると高雄山の頂上だった。名札がある。
墓に戻り、上がってきた地点を越えて参道を下ると、やはり整備された道にぶつかる。右(南)に下ると神護寺、登ると目指す高雄山の三角点である。
道は緩やかに登っている。植林と広葉樹林が入り混じる。10分少し上がると鞍部の少し下に出る。左手に鞍部に上がる踏み跡があり、それが三角点への道である。すぐに広葉樹林の中の山頂に出る。踏み跡はそのまま南へと下っている。それを下りても良さそうだったが、まだ神護寺の金堂に入っていなかったので、元の道を戻ることにした。
整備された道が最後まで続き、多宝塔の横を通って金堂に出た。
金堂の中を拝観後、少しは近いだろうと寺への車道を下り、清滝への散策路に出た。その後、清滝川沿いに1.3キロほど歩くと左手に京都一周トレイルの分岐がある。
その京都一周トレイルを使って峠を越える。緩やかに付けられた道で、2箇所だったか、山道との分岐にも表示がある。ただし、峠の手前には半分道の崩れた箇所があり、最後は沢状になっている。しかも峠は有料道路の下にあり、暗い。
峠を越えると再び道が良くなり、沢沿いになり、大覚寺の西側を通る。地図を見ながら適当に歩いてJR嵯峨嵐山駅の北口に戻り着いた。
写真、上は性仁親王陵墓、下は高雄山の三角点である。
20211011性仁親王陵墓.jpg

20211011高雄山三角点.jpg

2021/10/11


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